先日のイタリア向けインタビューのような爆弾発言こそないもののw スペイン向けインタビューもなかなか楽しい発言がありましたので、ちまっと聞きとり和訳してみました♡ なお、質問のスペイン語はグーグル翻訳で英訳したものを和訳しています〜。

(0’40” あたりから)

◇Is there room for love in the Kingsman universe?
『キングスマン』ワールドに恋愛が入り込む余地はありますか?

コリン:That’s…I’m not going to answer that because I don’t know. Harry…for my character, we don’t know anything about him. I mean, we know nothing about that side of his life and I rather like that, we’ve talked about it. I think that, you know, it’s…sometimes to keep the whole aspect of somebody’s character a mystery is effective. And so this is about his professional life, and his um…father role with this young man.

それは、……それについては答えられないな、わたしにはわからないから。わたしが演じているキャラクターであるハリーについては、なにもわからないんだ。(タロンくんを示しながら)このことについてはわたしたちも話し合ったんだが、ハリーの恋愛や私生活については何も明かされないし、わたしはそこがまた気に入っているんだ。キャラクターのとある部分を謎のままにしておいたほうが、効果的な場合もあるということだね。これは、ハリーのプロフェッショナルな部分と、この青年に対して父親的な役割を果たす部分についての映画なんだ。

タロン:I highly, highly…I don’t know, it’s not for me to say, it’s Matthew Vaughn. I highly doubt it. Because I think it’s…it’s paying a homage to a genre that exists on its protagonists being…sort of, you know that phrase “No man is an island”? I think them…the men in the world of spies kind of have to be islands, because that’s what interesting about them, they have to exist independently of relationships. I think the first Bond…

おれが思うには、まずもって、絶対に……って、おれが言えることじゃないんだけどね、マシュー・ヴォーンの世界だから。でも、まずないだろうなって思う。ていうのも、この映画は……なんだろ、「人はひとりでは生きていけない(注1)」っていうフレーズ、知ってる? この映画は、ひとりで生きていかざるを得ない、スパイの世界に生きる男たちが主人公であるジャンルへのオマージュが込められているし、そうした主人公たちがおもしろい理由はそこだもんね。恋愛関係から孤立した存在である、っていうところがさ。最初のボンド……。

コリン:That’s common to the spy genre, isn’t it?
これは、スパイ映画というジャンル全体に共通することじゃないかな?

タロン:Yeah, of course it is.
うん、もちろんそうだよね。

コリン:The lonely…the isola(ted)…the detective of the lonely spy.
孤独な……孤立した……孤独なスパイ探偵、という。

タロン:Yeah. うん。

コリン:Hm. うむ。

タロン:And the first Bond love story was in…the…the second Casino Royale, wasn’t it?
んで、ボンド映画で初めてラブストーリーがあったのって……えっと、二度目の『カジノロワイヤル』だったよね?

コリン:But he gets married in (On) Her Majesty’s Secret Service, which was one of the great anomalies.
ああ、だがボンドは『女王陛下の007』で結婚しているんだ。非常に例外的な出来事だったがね。

タロン:Does he? But thats…
そうなんだ? でもそれって……。

コリン:Yeah, it’s…it’s very unusual. And you’re right, in Casino Royale was where…where you first really see him being emotionally engaged.

うむ、あれはとても珍しいエピソードだよ。それにきみが言うとおり、ボンドが誰かと感情的に結びつくところが描かれたのは『カジノロワイヤル』が初めてだった。

タロン:Um-hm. うんうん。

コリン:It’s very unusual. Um…there’s sex, but there isn’t usually um…a great deal of romance.

あれは非常に珍しいと思う。(ボンド映画などのスパイものでは)セックスはするが、感情が伴っている恋愛についてはあまり描かれないからね。

※注1:「No man is an island(人間は孤島ではない=人はひとりでは生きていけない)」というフレーズは、イギリスの詩人ジョン・ダン(John Donne)の詩集、「Devotions Upon Emergent Occasions and Several Steps in my Sickness(不意に発生する事態に関する瞑想)」からのものです。ジョン・ダンの詩といえば、ヘミングウェイの小説『誰がために鐘は鳴る』というタイトルの元ネタであることでも有名ですね♡

◇The complexity of preparation/role
役の準備は大変でしたか?

タロン:If it looks like it’s impressive, you don’t get impressive things for free. It took a long time, we both had to do a lot of training. Colin had to be able to enact all of that fight in one go, it wasn’t compartmentalized. My sections were easier, because my…my fights were broken up, so it was more digestible, more manageable. But I still had to learn them all by the time I first stepped on set. So yeah, it was a tremendous, tremendous amount of training.

これすごいな、って思えるようなものは、タダじゃ作れないよね。すごい時間がかけられているし、おれたちふたりともたくさんトレーニングする必要があった。ファイトシーンについて言えば、コリンはあれをぜんぶひとつの流れとして出来るようにならなくちゃならなかったんだ、いくつかのパートに分割されたりしてなかったから。おれの場合はもうちょっと楽だったんだけどね。おれのファイトシーンはいくつかに分割されていたから、少しは消化しやすかったし、こなしやすかった。とは言っても、現場に一歩足を踏み入れる前に、ぜんぶ出来るようになってなくちゃならなかったんだけどね。だからもう、あれは本当にものすごい量のトレーニングの賜物なんだよ。

◇Working with great actors
大物俳優たちとの共演について

タロン:Urm…int…I mean, it’s intimidating in some respect, but um…by the time it came to the beginning I felt well prepared, I’ve done all of the training that I’ve just told you about, and uh…and I was very, very excited. I was very excited to be there, I was excited to be a part of it, I was excited to be working with…(※映像少し飛ぶ)I think if you go in to a film and if you’re not more excited than you are nervous, or any type of acting, I think you’re probably in trouble, I would say.

んー……そうだね、ある意味では怖いし緊張するけれど、撮影が始まるころには「準備はできた」って感じだった。いま話したようなトレーニングやらなにやらを山ほどこなしていたしね。どっちかと言えば、もう本当にわくわくしてた。撮影現場にいられることにわくわくしてたし、この作品の一部になれることにわくわくしてたし、彼ら(のような大物俳優たち)と一緒に仕事ができることにわくわくしてた。おれ思うんだけど、映画の撮影現場とか……うん、ほかのどんな演技の仕事でもそうだと思うんだけど、現場でわくわく感よりも緊張感のほうが上回るようだったら、それはヤバい状況なんじゃないかな。

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おおお……! ハリーの私生活について、そしてハリーの恋愛事情について、コリンさんとタロンくんが撮影の合間などに話し合ったりしていたのかと思うと胸アツです!!! コリンさんもタロンくんも、キングスマンがボンド的なスパイものであることを考えるとハリーは(少なくとも気持ちを伴うような)恋愛はしてきておらず、仕事に打ち込む孤独なスパイで、あとはエグジーの面倒を見ている、という設定で演じているわけですね。

あと楽しかったのは、この様子だとふたりでボンド映画をあれこれ分析したり、ああだこうだと言い合ってそうだな、というところでしょうかw もちろんタロンくんが大先輩たるコリンさんに多少気を使っているところはあると思いますが、基本的にはすごくふたりの相性がいいというか、話していて楽な相手なんだろうな、という感じがして微笑ましいです♡

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そしてそして。個人的には、最後のほうでタロンくんの自負というか、気が強いところが少し垣間見えたのも嬉しかったです! タロンくんはとても性格がよくて、頭の回転が速いうえに可愛くて優しい、謙虚ないい子だと思いますが、それだけではとても主演を背負って立てないと思うのです。もちろん努力や才能に裏打ちされていてこそですが、大きな作品だけど自分ならできる、やってのけてみせる、という気概なしにはプレッシャーで早々に潰れてしまうと思いますし、マシュー・ヴォーン監督がそうした強さのない子を主演に選ぶとは思えませんもんね。しかしまあ、現場に行ってわくわくするより緊張しているようじゃダメだよね〜、というのはなかなかの腹の据わりっぷりだと感嘆しました……!!

ちなみに。スペイン向けのインタビュー動画がもうひとつあったんですが、そちらでもタロンくんのそんな大物っぷりが発揮されていたので(そしてやっぱりコリンさんと惚気ていたのでw)そちらもついでにちょこっと聞きとり和訳してみました♡

(0’48″~1’33″ぐらいまでの50秒間近く、コリンさんがマイケル・ケインについて語っている間中ずっと、タロンくんがコリンさんをじっと見つめたまんまでいるのがすごいです…! 小首を傾げたままなのがまた仔犬みたいで可愛いですし、途中コリンさんが軽くジョークを飛ばしたとき(「いい映画俳優であるコツは? と訊かれた際、マイケル・ケインの答えは『瞬きしないこと』だったそうだよ」とマイケル・ケインの物真似を少ししている)くふん、と鼻を鳴らして小さく笑うのも可愛いです♡)

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(1’42” あたりから)
◇Did you feel uncomfortable working with experienced actors like Colin Firth and Samuel Jackson?
コリン・ファースやサミュエル・L・ジャクソンといった大物俳優と共演するのは緊張しましたか?

タロン: Every time you start a new project you’re nervous, that nerves may have been heightened slightly by the…the um, you know, the profile of the actors I was working with, and with the amount of money that was floating around and the fact that it was Matthew Vaughn…of course, yeah, of course I was nervous. But ultimately…I don’t, I don’t mean this in a self important way, but I’m…you know, I’m…I felt confident that I could do the job. I wouldn’t have been there if I didn’t feel confident that I could to the job. And Matthew has cast me, and that had instilled me with confidence, so of course, if you mess up on set, it’s going to be more embarrassing if you’re next to one of the most celebrated actors on the planet, but um…I felt like I’d be okay.

新しいプロジェクトに取りかかるときはいつでも緊張するものだけど、共演する俳優が有名なひとばっかりだってことで、いつもより少しその緊張感が高まってたっていうのはあるかな。あとは莫大な制作費の作品だっていうこととか、監督がマシュー・ヴォーンだっていうことで、それはもちろん……うん、もちろん緊張していたよ。でも最終的には……ええと、偉そうに自惚れるつもりはまったくないんだけど、なんていうか……うん、この役をちゃんとやれる、っていう自信はあった。その自信がなかったら現場にいなかったよ。マシューが選んでくれたんだ、っていうのもおれに自信を与えてくれたしね。けどまあ、隣にいるのが地球でもっとも才能ある俳優のひとりだから、なにか失敗したらより恥ずかしいわけだけど……うん、大丈夫、できる、って思ったんだ。

(中略)

◇What is your favourite scene?
好きなシーンを教えてください。

タロン:I’m very proud of all the scenes with Colin, I love all of the scenes between Harry and Eggsy because I think, without them, um…you know, that’s…that’s what the story…the story is between Harry and Eggsy, and you know, that sort of mentor/apprentice…that’s the heart of it, so I love that. But I do love the scene between me and Michael Cane with the brandy at the end as well.

コリンと一緒のシーンすべてについてすごく誇りに思ってるし、ハリーとエグジーのシーンはすべて大好きだよ。ていうのも、彼らがいなかったら……うん、この映画のストーリーは、ハリーとエグジーの間にある……なんていうんだろ、師匠と弟子みたいな関係性が核になっているからね。すごく好き。でも、最後のマイケル・ケインとおれのブランディーのシーンも、すごく好きなんだ。

コリン:Yes, I mean, I…to me the…the heart of it as an actor…um…was the scenes I have with him. And I don’t have many scenes with many other people. Um…I’ve…I’ve really enjoyed my scene with Samuel L. Jackson, at the…at the end…

うむ、そうだね……俳優として、わたしにとっても彼(タロン)と一緒のシーンだな、それが物語の核だから。それに、あまりほかのひとたちとのシーンはないしね。ああ、あと最後のほうでの、サミュエル・L・ジャクソンとのシーンは楽しかった。

タロン:Yeah. Of course, yeah.
あ、うんうん、そうだよね。

コリン:That has that specific place, and the…the fun in that scene, which is…I don’t have anywhere else in the…in the story. The scenes between us were I think, more to do with the…the emotional heart of the story. Um, the scene with Sam was “hero meets villain” you know, like a poker game.

とはいえ、それはあのシーンならではの楽しさというか、わたしが演じるほかのシーンにはない類の楽しさだから、というところもある。わたしたち(とタロンを示す)のシーンは、ストーリーのなかでもより感情的な核となる部分を担っていると思う。サム(サミュエル・L・ジャクソン)とのシーンは、いわゆる「ヒーローとヴィランが対峙する」場面なんだ。ポーカーゲームのようにね。

タロン:Hm. うん。

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……結局、物語の中心はハリーとエグジーの関係性だから、そこの部分(つまりは一緒に演じたシーンぜんぶ)がお互いに1番好き、ということですね♡

それにしても、そこまで派手に惚気ていないインタビューでも、なんだかんだと小さな宝石みたいに楽しいコメントが埋まっていて、どの動画も見ていてすんごく楽しいです♡ ご本人さまたちは忙しくて大変だったと思いますが、たくさんのプロモをしてくれて本当にありがとうございます!! という気持ちです〜♡♡♡

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