HAPPY NEW YEAR!!!
旧年中は、いろいろとお世話になりましてありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします♡
はてさて。新年一発めのエントリはやっぱりこれがいいかな♡ と思いまして。コリンさんとタロくんが出演した『The Jonathan Ross Show』の聞きとり和訳パート2をお届けしたいと思います! 新年にふさわしい、可愛くてハッピーな雰囲気たっぷりのふたりをぜひお楽しみくださいませ♡ あ、パート1(コリンさんオンリー編)はこちらにあります♡
(15’57″ぐらいから)
ジョナサン:番組におつきあいくださってありがとうございます。コリン・ファースも、まだこうしていてくれてますよ! 嬉しいことに最後までいてくれるそうです。では、次のゲストをお呼びしましょう。才能に満ちあふれた素晴らしい若手俳優で、「キングスマン」でコリンとともに主演している、未来の大スターのひとり、タロン・エジャトンにどうぞ大きな拍手を!
タロン:Hello, sir.
こんにちは。
ジョナサン:番組に来てくれてありがとうございます。
タロン:Thank you, mate.
こちらこそありがとう。
ジョナサン:あなたたちふたりは顔見知りだから、ぼくが紹介しなくても大丈夫でしょう。
タロン:(コリンとハグしながら)Thanks, I’m alright.
うん、ありがとう。大丈夫だよ。
(※歓声でほとんど聞こえないのでここに関しては自信がないのですが、コリンさんが先にタロンくんに何か言っていて、それに応えてたぶんこう言っているように聞こえるかな、ぐらいの感じです)
ジョナサン:(ふたりがぎゅっとハグしている様子に)いやあ、いいですねえ。うん、素敵なハグだ。実は、ぼくもこうしてここで話してるんですけどね~。(※司会であるジョナサンをよそに、ふたりがきつくハグしていたり、コリンがタロンを自らソファに誘導したりしているのを見て、わざとらしく拗ねている感じでw)どうぞ座ってください。
タロン:Thank you for the very warm welcome despite the fact that no one knows who I am.
(観客に向かって)誰もおれのことなんて知らないだろうに、すごく温かな拍手で迎えてくれて嬉しいな、ありがとう。
ジョナサン:いえいえ、すぐに有名になりますとも。映画では素晴らしい演技でしたね。
タロン:Thank you, mate.
うわ、ありがとう。
ジョナサン:本当に素晴らしかったです。ええと、あなたはコリンのキャラクターに面倒を見てもらうことになる、若いストリートキッズを演じているんですよね。ロンドンのアクセントもバッチリでしたが、あれですよね? あなたはウェールズ人というか、ウェールズ生まれなんですよね?
タロン:Yes…
うん、そうなんだ…
(※観客から派手な歓声があがったので、途中で言葉を切って「いいね!」とでもいうかのように客席を指すタロン)
ジョナサン:まるでパブロフの犬のように歓声があがってますねw
タロン:Yes, it is. All it takes is three Welsh people to sound like three hundred. That’s what I love. Um…yeah, my parents were actually…my grandmother was Welsh, but my parents are Liverpudlians.
ね。ウェールズ人が3人いるだけで、300人いるぐらいの賑やかさになるっていうw そういうとこが本当に大好き。ええと……うん、祖母はウェールズ人だけど、おれの両親はリバプール出身なんだ。
ジョナサン:では、ご自分のことはウェールズ人だと思っている、と。
タロン:I do, through and through. Absolutely, yeah.
うん、もちろん。もう骨の髄からそうだと思ってるよ、うんうん。
ジョナサン:そうなんですね。ウェールズ語は話せますか?
タロン:A bit of the old lingo. Um, it’s not as good as it’s once was, but I can get conversational Welsh, yeah?
古い言語なんだよね、うん。以前ほどは上手く話せないけど、口語体ならできるよ?
ジョナサン:そして、ウェールズ語を話すことを楽しんでらっしゃる?
タロン:I do. It’s…it’s a beautiful language. One of…it’s a great pleasure to speak.
うん。すごくうつくしい言語だし、話せることを本当に嬉しく思ってるよ。
ジョナサン:ぼくやコリンが話せる、なにかいいフレーズはありますか? ウェールズ語を習うにあたって、まずは手始めにこれを、みたいな。ウェールズの人々に歓迎してもらえるような言葉がいいんですが。
タロン:Uh…okay. Um…so, for you, you could say uh…okay. “Fy enw,”
んー……オッケー。んじゃ、あなたの場合、こんなのはどうかな。”Fy enw,”
ジョナサン:「ヴェ エヌイ」
タロン:”i yw Jonathan,”
ジョナサン:「アディ ジョナサン」
タロン:”croeso i’r sioe.”
ジョナサン:「クロイサー イーショイ」
タロン:That’s “Hello, my name is Jonathan. Welcome to the show.”
いまので「こんにちは、ぼくはジョナサンです。番組をご覧くださってありがとうございます」っていう意味。
ジョナサン:それはいいですね! ありがとうございます。ウェールズのみなさん、こんにちは! ええと、あなたはアベリストウィス出身だそうですね。
タロン:Uh, yes, Aberystwyth. Yeah, that’s where I…I kind of consider home. And we moved there when I was about twelve, yeah.
あーうん、アベリストウィス。うん、おれにとって故郷っていったらそこだな。おれが12歳ぐらいのときに、そこに引っ越したんだ。
ジョナサン:で、あの信じられないほど長い名前のところに住んでいたんですよね?
タロン:That’s where I went to primary school, yeah.
うん、そこにある小学校に行ってたよ。
(※例の長いながい駅名が表示される)
ジョナサン:ていうことは、もちろんこれも簡単に言えるってことですよね。
タロン:Uh, “Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch.”
えっと、『Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch』
ジョナサン:ワオ!(※観客から歓声があがり、タロンくんドヤ顔w)……ここらへんで、ウェールズじゃない話題に移りたいと思います。
タロン:Yes, let’s move on from Wales before I embarrass myself any further.
うん、おれがこれ以上恥をかく前に違う話にしようよw
ジョナサン:いえいえ、全然そんなことないですよw さて、おうかがいしたいことがありまして。あなたのような若い俳優にとって、今回の作品はなかなか緊張する経験だったんじゃないでしょうか? だって、映画に出演するのはこれが初めてですよね?
タロン:Yeah, absolutely, yeah.
うん、そのとおり。うん。
ジョナサン:それで、いきなりコリンやサム(サミュエル)・L・ジャクソンと共演だなんて。
タロン:I know. It’s…
そうなんだよね、もう……。
ジョナサン:かなり怖いことなんじゃないかと思うんですが、いかがでした?
タロン:No, of course. I mean, the…the pressure was, and is, monumental. But, you know, when you’re working with blokes like this man to my left who are incredibly um…nurturing and encouraging and supportive, they do the lot of the work for you, really.
いやもう、本当に。もちろん、とてつもないプレッシャーだったし、いまもそれはあるんだけど。でも、おれの隣に座っているようなひと……その、信じられないぐらい面倒見がよくて、いつも励ましてくれて、心からサポートしてくれるようなひとと一緒の仕事だと、負担がずいぶんと軽くなるんだ。うん。
ジョナサン:それは素敵ですね。あなたがリラックスできるように、彼らはいろいろ気遣ってくれた、と。
タロン:Absolutely, yeah. Absolutely. Colin um…I um…I hate to say it ladies, and some men, he’s every bit as perfect as he seems.
うん、本当に、ものすごくね。コリンは……えっと、こんなことあんまり言いたくないんだけど。女性のみなさん、あと一部の男性のみなさん……コリンはもう、みんなが想像するとおりの、何からなにまでパーフェクトなひとだよ。
ジョナサン:ワオ。すごいですね。
タロン:Um…uh…
うん…うん……。
ジョナサン:確かに、コリンが「パーフェクト」なのは見ればわかります。こうしていても、ひとりはまさに紳士という感じで座っているのに対し、もうひとりはタマを見せるように脚を開いているんですからw
コリン:(大笑い)
タロン:I’ve been told, actually, by my publicist not to crease the Armani.
これは、せっかくのアルマーニに皺をつけないように、ってパブリシストに言われたからだもんね!
ジョナサン:なるほどw ここで映画のストーリーに戻るわけですねw
タロン:Yeah.
そうそうw
コリン:And I was taught by my maiden aunt (how to sit correctly.)
わたしは『正しい座りかた』の作法を、未婚の叔母に教えられたんだ。
(※パブリシストに怒られるから、というタロンくんのジョークに対し、小説などに出てきそうな『礼儀作法にうるさい(神経質な)年配の女性』に嫌味などを言われたから、こんなにきれいに座れているんだよ、というコリンさんのジョークだと思われますw)
ジョナサン:タロン、あなたは25歳だと聞きましたが、それで合ってます?
タロン:I am twenty-five.
うん、25歳です。
ジョナサン:ワオ。じゃあ、毎日がエキサイティングでたまらない時期ですね。
タロン:It’s crazy, yeah. It’s um…it’s…I mean, it feels like last week that I was working in Peacocks, so you know, to be here with your good self…
ほんとクレイジーだよね、うん。えっと……その、地元の『ピーコック(※注1)』で働いてたのがつい先週のことみたいだから、こうして貴方の番組に……
ジョナサン:ありがとうございます。
タロン:…Is um…is something of a thrill. Yeah.
…出演させてもらってるなんて、かなりエキサイティングだよ。うん。
ジョナサン:先ほどコリンにもうかがったんですが、あなたのような若いひとからすると、映画のためのトレーニングはいかがでした? 簡単でした? それとも、やはり大変だと感じました?
タロン:Oh, God no. No, I like beers, pizza and television. So, I mean, to have to whip myself into that shape, it was um…I mean it was great fun, and you can’t actually perform those stunts unless you are at a certain level of physical fitness, but um…yeah, it was a tough going.
うっわもう、すっごい大変だったよ。おれはビールとピザ、それにテレビが大好きなタイプだもん。だから、あそこまで体を鍛えあげるのは……いや、もちろんすごく楽しかったし、ある程度のレベルまで鍛えられてないとあんなスタントじみた動きなんて出来ないんだけど……うん、かなり厳しかったよ。
ジョナサン:この作品は、初期のボンド映画へのオマージュのようなところがあると思うんですが、ご覧になったことはありますか? 好きだったりとか。当時、あなたはまだ赤ちゃんでしたもんね。最初の頃のボンド映画なんて、見たことも聞いたこともないのでは? ぼくがなんの話をしてるのか、わかります?
タロン:Yeah, I know. Middle…middle-aged people do this. They presume, well…. So, there’s this…
うん、もちろんわかるよ。ていうか、中年のひとって、よくこういうこと言ってくるんだよね。勝手に決めつけるっていうか…(※観客から大きな笑いと歓声)いまの世のなかには……。
ジョナサン:コリン! (※こんなひどいこと言われてるんですけど!みたいなw)
コリン:No, no. I’m afraid that…
いやいや、残念ながら……。
ジョナサン:コリン、あなたも『中年』扱いされてますよ?!
コリン:Yes, he does, I know this, all too well.
ああ、この子はわたしに対しても、いつもこんな調子でね。嫌というほど味わっているともw
タロン:There’s this amazing thing now called Google and iTunes, right? So you can go back…
いまはね、グーグルとiTunesっていう素晴らしいものがあるんだけど、知ってるかな? それで調べることが……。
ジョナサン:ちょっと待ってください、書き留めておきたいんで。
タロン:Yeah, write it down, yeah.
そうそう、書いておいたほうがいいよ、うん。
ジョナサン:いまのはウェールズ語ですか? 「グーグリアイチューン」みたいな。
タロン:Uh…yes. I did. I watched um…my favourite was um…as a…as a young lad was “Live and Let Die” by Roger Moore.
ええと……うん。それでまあ、見たわけだけど。ティーンの頃に1番好きだったのは、ロジャー・ムーアの『死ぬのはやつらだ(Live and Let Die)』かな。
ジョナサン:ああ、それはいい選択ですね。
タロン:Yeah. And I think this film is a very in the spirit of Moore and Connery, you know?
でしょ? この作品は、ムーアや(ショーン)コネリー時代のスピリットを受け継いでいると思うんだ。
ジョナサン:ギミックやガジェットが盛りだくさんで、すごい悪役がいて、みたいな?
タロン:All of that, yeah.
うんうん、そういうの全部、みたいな。
ジョナサン:なるほど。ちなみに、ワークアウトを始めたころ、1番嫌だった運動はなんですか?
コリン:Any…
それはもう……。
タロン:Chin-ups.
懸垂だよ。
コリン:Chin-ups, was it?
きみは懸垂が嫌だった?
タロン:Yeah.
うん。
コリン:Lower body, anything lower body. Because I mean, if you’re an English middle-aged man, your legs…what’re your legs for?
わたしはもう、とにかく下半身に関するものすべてだね。考えてみて欲しいんだが、イギリスの中年男性の場合、脚はなんのためにあると思う?
ジョナサン:脚をなんに使うかって、それは……。
コリン:Well, to get to the car and then to the desk.
車に乗るため、あとは机まで歩くため、じゃないかね?
(※ここでタロンくんがコリンさんの脚をチラ見しているのがおかしいですw)
ジョナサン:確かに。
コリン:You know, and that’s basically what I’d employed them for, for over the years. And uh…and so to actually get that going, it was…um, that’s the worst.
長年、わたしもせいぜいそれぐらいにしか脚を使ってこなかったからね。ちゃんと動かせるようにするとなると、実に大変で……うむ、最悪だったよ。
ジョナサン:ぼくはイタリアで短パンをはけないんですよ、あまりに脚が貧弱で細いので、パスタだと勘違いされてフォークに巻きつけられちゃいますんでw (ここでイタリア語らしきものを話す)
コリン:Listen to that! It’s better than your Welsh.
なんと素晴らしい! ウェールズ語より上手いじゃないか。
タロン:It’s better than my Welsh.
おれのウェールズ語より上手いよw
ジョナサン:グーグリアイチューン♡ さて、では『キングスマン』後について聞かせてください。また映画に出演されるそうですが、ある意味、まったく違う感じの役だそうですね。
タロン:That’s what…yeah, yeah, quite…quite…
あーうん、そうだね。うん、うん……。
ジョナサン:驚いたのは、あなたは決してルックスが悪いわけじゃないのに、ってところです。
タロン:Thank you.
ありがとう。
ジョナサン:まあ、コリンのような「ハンサムな憧れの君」じゃないかもしれませんがw べつにそんなかっこ悪くもないわけじゃないですか。
コリン:(笑) (※タロンくんが、コリンさんの膝をぽんぽんするのが可愛いですw)
ジョナサン:というわけで、次に演じられるその大役について話してもらえますか?
タロン:Uh…I am uh…playing “Eddie the Eagle,” uh…in a film about his experience…thank you! There we are!
えーっと。『エディ・ジ・イーグル』っていう……んー、とある経験をする青年の……(※観客から軽く笑いと歓声)ありがと! やったね!
ジョナサン:(客席からの歓声に)まあまあ、ちょっと落ち着いてくださいw
タロン:A few titters of recognition.
知ってる、って感じの声がちょっとあって嬉しいな。
ジョナサン:(客席に向かって)いやいや、そんな興奮しなくても……エディのことはご存知ですよね?
タロン:Hey, Eddie’s a good looking guy. Uh, yeah…we’re making a film about his experience during the ninetee…! (※実際のエディの写真が映される)
おい、って! エディはルックスもかっこいいんだからね? ええと、うん……エディが経験した、1988年の…ぉ!?
ジョナサン:ちょっと待ってください、信じられないほど似てますね!なぜあなたがキャスティングされたのか、よくわかりますw
タロン:Just you wait, mate. Just you wait.
いまに見てろ、っていうね。いまに見てろ、ってw
ジョナサン:了解です。
タロン:Um…
えっと……。
ジョナサン:実は、いまここに『エディ・ザ・イーグル』の眼鏡がありまして。
タロン:…Of course you do.
……もちろんそう来るよね。
ジョナサン:そして、ヒュー・ジャックマンがエディのコーチ役なんですよね?
タロン:My coach, yeah.
うん、おれのコーチ役なんだ。
ジョナサン:ヒュー・ジャックマンの顔はもちろん誰もが知っているわけですが、実際にコーチだったひととはぜんぜん似てないんですよ。コーチの顔はご存知ですか?
タロン:I don’t actually, no.
あ、ううん、知らないかも。
ジョナサン:ではご覧ください、実際にエディの面倒を見ていたコーチの写真があるんです。(※コーチだった方の写真が映される)ご覧のとおり…(あまり似てませんよね)。たぶんこのひとだと思うんですよ、写真を探すのがなかなか難しかったので確かではないんですが。
タロン:No, that’s…now I’ve…now I’ve seen it, it has jogged my memory. It’s definitely him.
あーうん、写真を見て記憶が甦ってきたよ、うんうん。絶対このひとがそうだと思う。(※注2)
ジョナサン:こうして改めて見てみると、けっこう似てますねw なぜヒュー・ジャックマンがこの役を演じることになったのか、よくわかります。
タロン:Uh-hm, yeah.
うん、そうだよね。
ジョナサン:さて、ではこの眼鏡をかけてもらいましょう。(※コリンさんに向かって)彼がこれをかけているところをご覧になったことはあります?
コリン:I haven’t, no, no.
いや、ないねえ。
ジョナサン:これを見たら、みんなこの眼鏡が欲しくなりますよ! みなさん、ちょっと目を閉じててくださいね……これはいつのことでしたっけ? 19…何年でしたっけ?
タロン:Um, the year before I was born, eighty-eight.
んー。おれが生まれる前の年だから、88年だね。
ジョナサン:あーそうですか、またそうやって若さを強調するんだから。
タロン&コリン:(笑)
ジョナサン:ではでは。1988年当時、これが流行りの……。
タロン:I can’t see through them.
(※眼鏡をかけつつ)うわ、なんにも見えないや。
ジョナサン:1988年の冬季オリンピックの頃に流行っていたファッションです。
タロン:(エディ眼鏡をかけて表情を作る)
ジョナサン:うん、お似合いですよ? 頭の形も似てますし、いい感じじゃないですか。
タロン:Oh, well thank you. Lovely, yeah.
ああ、それはどうもありがとう。嬉しいな、うんw
ジョナサン:ええ、似てらっしゃってよかったですw 映画を楽しみにしています。ところでおうかがいしたいんですが、あなたはスキーがお出来になるんですか? まあ、エディご本人の腕前を考えると、出来なくても問題ないんだろうとは思うんですが。
タロン:Um, we’re all working on it at the moment. Don’t fear, we will be alright.
えっと、いまそれに取りかかってるところだから。うん、大丈夫、心配ないよ。
ジョナサン:では、これから挑戦するということですね。コリン、あなたはお出来になりますよね?
(※タロンくんがぐるんっとコリンさんのほうに向き直るのがおかしいですw まったく気にしない感じでコリンさんが話し続けてるのもおもしろいですよね♡)
コリン:Um…uh, I conquered the bunny hill, many many years ago.
あー、小高い丘ぐらいなら、大昔に征服済みだが。
ジョナサン:……それはなにか性的なことの隠喩ですか? ぼくにはよくわからないんですが。
(※初心者や子供向けの低めのスロープを『バニーヒル』というのですが、それぐらいなら滑れるということをコリンさんが『征服する、克服する』という言いまわしをしているため、なんとなくえっちな響きなんですねw いや、その言いまわし自体はふつうに使うものなんですが、バニーヒルとの組みあわせと、コリンさんの声や雰囲気のせいでしょうかw)
コリン:It might be to you. Um….
ふむ。きみにとってはそうかもしれないが……。
ジョナサン:ええ、ぼくのような中年にはそうかもしれませんよね! オラオラオラ!(ジョークでいきりたってみせる)
タロン&コリン:(笑)
ジョナサン:ところで、あれですよね。コリン、あなたはいまのタロンと同じぐらいの年齢のときに俳優の仕事を始められて、やはりシーンに華々しく登場したんですよね?
コリン:Well, I don’t know if I “burst” on the scene.
いや、「華々しく登場」したかどうかは疑わしいけれどね。
ジョナサン:もうちょっと違う感じだった、と。
コリン:Yeah. I kind of…sort of heaved myself into motioning, yes, around that time.
うむ。同じぐらいの年齢ではあったけれど、息も絶えだえにどうにかこうにかスタートした、という感じだよ。
ジョナサン:えー、信じられないかもしれませんが、コリンがデビュー当時に出演していたテレビドラマの映像を入手しました。タロン、これは見たいんじゃないですか?
タロン:I’d be excited.
うん、すっごく見たい。
ジョナサン:観客のみなさんもご覧になりたいんじゃないかと思います。『Crown Court(クラウン・コート)(※注3)』という、午後の時間帯に放送されていた素敵なドラマのことを覚えてらっしゃいますでしょうか?
タロン:(コリンに向かって笑いながら)No. No.
ほんとに? ほんとに?
コリン:(笑)
ジョナサン:ちょっと変な感じのドラマだったんですがw 毎日、放送されていたんですよね?
コリン:Yes, I think it was. And uh…
ああ、確かそうだったと思う……。
ジョナサン:話のなかで扱われている事件がそんなにエキサイティングなものでもなかったのが、また面白いというか。
コリン:No…but no. My case was about a man who stole a copper cylinder from someone’s back garden.
いやいや、その……わたしが出演した回は、誰かの裏庭から銅製のシリンダーを盗んだ男の話だったよ。
タロン:(口をあんぐりとあけてコリンを見つめた後、コリンに小声で) Amazing…!
……マジで?!
ジョナサン:これが冗談じゃなく本当なんですよ。当時の『クラウン・コート』の映像です、ご覧ください。
(コリンさんの登場場面が流される)
タロン:(嬉しそうに拍手)
ジョナサン:いかがでした?
コリン:That was me, bursting on the scene.
あれは、わたしがシーンに「華々しく登場」しているところだよw
ジョナサン:あ-、まあ……w
コリン:Look at that sense of…of civic pride. Coming off oozing of him, you see. You…you don’t have that, which is why you’ve got off to a quicker start. There, you know…
見たまえ、正しき市民としての誇りがわたしの全身からにじみ出ていただろう? きみにはあれがなかったがゆえに、こんなにも華々しいスタートを切ることができたのだよ。ごらん、あの……。
タロン:I don’t know if that was a compliment or not, Colin?
……コリン。いまの、褒め言葉なのかどうなのか、おれイマイチわかんなかったんだけど?
コリン:Yes, I know, it is. Civic pride…yeah. You can see why I wasn’t getting the bad guy roles, can’t you?
そうかね? だが、褒め言葉だとも。市民としての誇り……うむ。わたしに悪いやつの役がまわってこなかった理由がわかるだろう?
ジョナサン:ぼくが想像するに、当時あの役をゲットしたのはなかなか大したことだったんですよね? エキサイティングなことだった、と。
コリン:It was! I used to be addicted to it, when I was pretending to be ill at home from school. I would switch that on, and…and I couldn’t wait to see whether the guy had taken the copper cylinder (or not.)
もちろんだとも! 具合が悪いフリをして学校を休んだときなど、あの番組を夢中になって見たものだよ。チャンネルをまわして……犯人の男が、果たして本当に銅製のシリンダーを盗んだのかどうかが知りたくて、もう待ちきれなかった。
ジョナサン:当時、ぼくらにとってはあれで十分に刺激的だったんですよね。
コリン:It was.
そうだったねえ。
ジョナサン:見逃しちゃって残念でしたね、タロンw
タロン:(しょうがないよね、って感じで肩をすくめる)
(※おじさんたちの真顔での小芝居につきあってあげている優しい若者、という構図ですねw)
ジョナサン:さて、タロン。あなたは『キングスマン』で間違いなく世間の注目を集めると思います。隣にいるような、恐ろしくセクシーな男性が濡れたシャツ1枚で湖からあがってきたときほどの注目度になるかどうかはわかりませんがw 華々しい登場であることは間違いありません。素晴らしい作品ですし、あなたも最高でした。みなさん、タロン・エジャトンに拍手を! タロン、今日はありがとうございました。
タロン:Thank you so much, man. Thank you.
うわ、本当にありがとう。ありがとうございます。
ジョナサン:番組にいらしてくださって嬉しいです。このまま最後までいてくださいます?
タロン:Please, yeah. Please.
もちろん! そうさせてもらえたら嬉しいです。
ジョナサン:というわけで、番組はまだまだ続きます! タロンとコリンも引き続き登場するほか、キャロライン・クエンティンにキャサリン・ライアン、それにもちろんテイク・ザットが登場します! どうぞチャンネルはそのままで!
注1:Peacocksは、ウェールズのカーディフに本社がある洋服屋さんのチェーン店だそうです。お洋服屋さんでバイトするタロンくんを想像すると可愛いです〜♡
注2:みなさまご存知のように、実際のエディには何人ものいろんなコーチがいたそうで、映画ではそのひとたちの特徴やエピソードを盛り込んでひとりにまとめたそうなんですが。この写真は、そのコーチたちのひとりなのかな? と思います。
注3:若き日のコリンさんが出演していた、法廷ドラマ『Crown Court』。番組のwikiはこちら。
ちなみに。クラウン・コートとは、イギリスの刑事法院で、刑事事件を扱う上級審のことだそうです。
コリンさんの出演回
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うわんもう、可愛いったらないですね! ふたりの息のあったかけあいが、なんともたまりません♡
タロくんは相変わらずコリンさんになつきまくっててベタ褒めですし(どこまでも完璧で、本当に面倒見がよくて、優しくて……といつまででも惚気てくれそうな勢いですもんねw)コリンさんはコリンさんで、とてもリラックスして楽しげに爆笑したり、話の流れとはいえ中年呼ばわりしてくるタロくんを可愛いものを見るような表情で見ていたりして、本当になかよしさんだな〜とほんわりします♡
ていうか! その中年呼ばわりのあたりで、コリンさんが「ああ、よく知ってるよ。この子はいつもこうなんだ」って言いつつ楽しそうに笑っているのがもう! もうもう! よく一緒にいること、そしてタロくんがいつもわりと物怖じせずにこんな調子で話していること、そしてそれをコリンさんがよしとしていること(むしろ喜んでるっぽいことw)が、こんな短いセンテンスにぎゅぎゅっと詰まっているなんて!! なんかもう興奮のあまり大回転してしまいました!! ひゃー!
そしてそして。コリンさんのデビュー作についての話で、タロくんがこう、ちょっと甘えるような声音で「No. No.(ほんとに? マジで?!)」ってコリンさんに楽しそうにじゃれついてるのがまた、かんわいいですよね〜♡ コリンさんのこの顔もすっごくキュートでしたが♡
はー、もう見どころ満載すぎて、あちこちで一時停止したりコマ送りにしたりしてw 何度もじっくりねっとり鑑賞してしまいます♡
そうそう。コリンが完璧という話のところで、タロンくんがちゃんと『一部の男性も』とさらっと入れているところに、最近の若い子のフラットな感じというか、ごく自然にポリティカリーコレクトな感じが出ていて、とてもいいなあと思いました。本当に可愛くて、かしこくて、いい子ですよね〜♡
んでもって。この後、ほかのゲストさんたちが登場しているときにもコリンさんとタロくんの可愛い場面がありますので(コリンさんは官能小説を朗読させられたりしてますしw)次回はそのあたりをかいつまんで和訳したいと思います〜!
コリンさんとタロンさんの肩の高さの違いに言及されていらっしゃいましたが、
「受けの方が弱く小さい物である」という男尊女卑史の流れを汲むオーソドキシカルなジェンダー観をもっていらっしゃるのに、ちょっとだけびっくりしました。
THNKさま、
コメントをありがとうございます! うーん、ここで切り分けるべきは「性癖」と「公的なふるまい」だと思います。
例えば、「受のほうが小さくて弱くなければいけない、そうじゃないとおかしい、それ以外のものが好きなひとは認めない」と公の場で発言したならば、それは問題があると思いますが、「私は受のほうが小柄なカプが好き♡」と発言しているだけであれば、それは個人の趣味嗜好や性癖に過ぎず、また誰も傷つけてはいないので、特に問題ないと個人的には考えます。もちろん、考えかたはひとそれぞれなので、また違う考えの方もいらっしゃると思います。
私の趣味指向が「オーソドックスなジェンダー観」を踏襲していることに驚かれた、とのことですが、ここで長々とそのことについて議論するつもりはありませんので(そういう主旨のブログではないので)そうでしたか、びっくりされたのですね、ということでおしまいにしたいと思います〜。