前回の『コリン・ファース、タロンくんとタロンママの1位を巡ってマーク・ストロングに嫉妬?!』記事の、Rotten Tomatoesでのタロンくんのインタビュー(2015年2月12日付)の聞きとり和訳の続きです〜。今回もまた、タロンくんがすさまじい勢いでコリン愛を爆発させてます!! そしてコリンさんも負けず劣らずタロンくんを可愛がっていて、いやはやすごい相思相愛っぷりだな……とひざから力が抜けますので……よろしければどうぞ……!!!

(3’27″あたりから)
インタビュアー:撮影初日はどんな感じでした?

タロン:First day of shooting. Well…yeah, first day of shooting was me and Colin actually, which was a really lovely way to…to start it, since that is the heart of the story really, I think that little…that little you know, that legacy thing him passing it all on, and um…yeah, we went on Savile Row. We went on Savile…me and Colin on Savile Row I think was the first day, which was the perfect way to start, I suppose.

撮影初日は……えーっと、うん。初日は、おれとコリンのシーンだったんだ、実は。本当にすごくいいスタートだよね、考えて見ればそれが物語の要なわけだし。その、受け継がれてきたものを(ハリーがエグジーに)渡すというのがさ。それでサヴィル・ロウに行ったんだ。うん、最初の日は、おれとコリンとでサヴィル・ロウでの撮影だったと思う。完璧なスタートだよね。

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インタビュアー:Wow. ワーオ。

タロン:Yeah. うん。

インタビュアー:映画は順序通りには撮影しないものですが、あのシーンから撮影がスタートしたなんて「始まり感」があっていいですね。

タロン:Yeah, it was nice, yeah. Colin was in a lovely suit, I was in some very garish yellow track suit, sports wear number that Matthew was just so into. I was just like, “This is…what is this?! What IS this?!”

うん、すごくいい感じだったよ。コリンは素敵なスーツ姿で、おれはマシューがなんでかやたら気に入っているあのド派手な黄色のジャージとか着てて。おれはもうあの衣装を見ながら『これ……なにこれ?! なんなのこれ?!』みたいなw

【中略。その内容の概略を入れておきますね♡】
・タロンくん、映画の後半で着用しているビスポークのスーツを作ってくれたテイラーの名前(マーティン・ニコルズ氏だそうです)をちゃんと覚えていて、いい子だなあと聞きながら感動してしまいました♡ そして自分用に仕立てられたビスポークのスーツを着ると、かちっと何かスイッチが入ったみたいになるんだ、という話などをしてくれています。
そしてものすごくぴったりと仕立てられた「見た目は最高にかっこいいんだけど、全然アクションとかはできない」スーツと、動けないと困るのでw アクション用にもう少しだけゆとりをもって仕立てたスーツもあるそうです♡

・また、ヴァレンタインが舌足らずに話すのは、実は演じているサミュエル・L・ジャクソンがこどものころそうで、長じるにつれて直したらしいんだけど、それを今回の役作りに生かしたらしいよ、という話をしてくれているんですが、その流れでタロンくんが『Colin used to stutter, didn’t he? Oh no, that was a film, yeah (そういえばコリンって昔、どもってなかった? あ、違った、あれは役だったっけね)』と突然コリンの話をぶっ込んできてますw 英国王のスピーチですね♡

12’10”
タロンくんがコリンさんのことをMr. Firthと呼んでいるのが聞けます♡

13’05”
タロン:(中略)And Colin Firth is my…is my best…become a very good friend…he’s a dude.
それでコリンはおれの最高の……うん、彼とはすごくいい友だちになったんだ。すごくイイやつだよ。

【中略ここまで】

タロン:Um, but no, we all got on really well and Colin and I had some fun. We bought each other mugs that said “Keep calm”…he got me one that said “Keep calm and love Taron Egerton” which um…

(撮影はずっと走りまわってたりして大変だったという話があって)
でも、みんなすごく仲のいい現場だったし、コリンとおれはいろいろ楽しいこともしたし。お互いにマグカップを買ったりしたんだよ、『Keep calm』ってプリントしてあるやつ。コリンはおれに『Keep calm and love Taron Egerton(平静を保ち、タロン・エジャトンを愛すべし)』って書いてあるやつをくれたんだ。

インタビュアー: Aww. わー!

タロン:Uh, no, his said “Keep calm and love Colin Firth,” his was…you know, he was…

あ、違った、コリンがくれたのは『Keep calm and love Colin Firth(平静を保ち、コリン・ファースを愛すべし)』のほうだった。ていうのも彼は……。

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インタビュアー:I love it! 最高ですね!

タロン:He was on an ego trip, and I, and I um…
彼は自分のエゴを満足させなくちゃならなかったからさ。

インタビュアー:He had to be after what your mum said.
あなたのママが言ったことを考えれば当然ですね。(*詳細はこちらの記事をご参照ください)

タロン:I know, exactly, yeah.
だよね、うんうん。

インタビュアー:マーク・ストロングに負けたら、どんな男でもマグカップを作りたくなるってものですよね。
(*言いまわしがちょっとおかしいんですが、マークへの褒め言葉のつもりで言っているんだと思われます(^^;))

タロン:Quite, exactly. So that…so he had this mug made and gave me it, and then I thought “Well, you don’t need to be Colin Firth to do that, Colin.” So, I had him one made, his is red…um, his is…his is blue and mine is red and mine’s says that and I got him one that says “Keep calm and love Taron Egerton,” just to…just to level the playing pool.

その通り。まあ、そんなわけでコリンはマグカップを作っておれにくれたわけだけど、そこでおれは思ったんだ。『コリン・ファース様じゃなきゃマグカップを作れないってことはないんだよね、コリン』って。それでおれも彼のを作ったんだよ、赤いやつなんだけど……じゃなかった、コリンのが青でおれの赤だった。『Keep calm and love Taron Egerton』っていうのを作って、コリンにあげたんだ。競争を公平にするためにね。

インタビュアー:平等にしないとですもんね、貸し借りなし的な。

タロン:I’ve got a picture of him drinking out of it…I might tweet it.
コリンがそのマグカップ使って飲んでる写真もあるんだよ。ツイートするかも。

インタビュアー:それは絶対ツイートしないとですよ、嘘みたいに人気を集めて拡散されますって。

タロン:What he does right, actually, Colin would always copy me. So he would have what I wanted, and then if…if, or another thing is, is that if someone maybe perhaps brought me like a chicken wrap or something, he’ll get very, very crossed if they hadn’t brought one for him too. So the whole shoot consisted of me asking for something, and then he goes “Actually, I’ll have one of those.” And, I’ll say “Why is it that can’t you have your own ideas, Colin?”
And there’s…there’s another quite good story about Colin that I love – Colin and I sat on set one day, um…and we were eating fish’n chips. Like classic, British cuisine.

でもね、言わせて欲しいんだけど。コリンって、いっつもおれの真似するんだよ?! おれが頼もうと思っていたものを頼んで食べるし、それにね……たとえば誰かがおれのためにチキンブリトーかなんかを持ってきてくれたとするじゃん? そうするとね、コリンは自分のぶんもないとすっごく、すっごく、不機嫌になんの。だからもう、撮影期間中はずっと、おれがなにか頼む、コリンが『ふむ。じゃあ、わたしもそれをいただこう』って言う、おれが『コリン、自分の意見ってもんはないの?』って返す、の繰り返しだったんだ。
あとね、ほかにもコリンのおもしろい話でおれのお気に入りのがあるんだけど。ある日、コリンとおれは現場で座ってフィッシュ&チップスを食べてたんだ。いわゆる伝統的な、イギリス料理のあれね。

インタビュアー:美味しいですよね。

タロン:And um…fish’n chips, he was talking the way that he does, telling me about something, um…and I yeah, we were eating fish’n chips and he…it comes with green, mushy peas. Do you know green mushy peas?

んで、フィッシュ&チップスを食べながら、コリンはいつもの彼らしい感じでおれになにか話してたんだ。でね、おれたちフィッシュ&チップスを食べてたんだけど、あれって緑色のぐしゃっとしたグリンピースが添えてあるんだよね。緑色のぐしゃっとしたあれ、わかる?

インタビュアー:ええ、わかります。ちゃんとしたエチケットで食べる際に、フォークの背に乗せられるようなタイプのですよね。

タロン:Yes, yeah. They’re like um…but they’re all sort of globberly and stuck together.

そうそう、それ。あれって……なんかこう、ぐしゃぐしゃしててグリンピースがひとかたまりみたいになってるじゃん。

インタビュアー:ええ。

タロン:And I…he was talking, and I was…must have been looking down at my plate, and I looked up, and somehow, he managed to get one mushy pea on the bridge of his glasses. I said “Colin!” and I obviously started laughing, and he says “What?” He’s like “Why are you laughing at me?” And I go “Cause you’ve got a mushy pea on your glasses! How…what…how are you eating?! I don’t understand. How is it up there?! That’s like three clear inches away from where you’re supposed to be putting your food!”

コリンはなんかしゃべってて、おれは……たぶん、皿のほうを見て下を向いてたんだろうね。それでふと顔をあげたら、どういうわけか、コリンの眼鏡のブリッジの部分にそのぐしゅっとしたグリンピースがたった一個だけ乗っかってたんだ。おれは当然『コォリン!』って吹き出したんだけど、彼は『なんだ?』って。『なんでわたしを見て笑ってるんだい?』とか言うわけ。それでおれは『だって、ぐしゅっとしたグリンピースが眼鏡についてるんだもん! いったい全体なんでそんなことになるんだよ?! どうやって食べてんの?! 意味わかんないんだけど。なんでそんなとこにくっついてるんだよ? 食べものを入れるべき場所から完全に3インチはズレてるじゃん!』みたいなw

インタビュアー:私なんか眼鏡をズレずにかけておくだけでも大変なのに、その縁になにか乗せてバランスを取るなんて!

タロン:I don’t know! You know I say this a bit (too much) but I don’t know, dipping his head into the plate or something.

でしょ?! もうワケがわかんないよね、ほんと謎。もしかして皿にアタマ突っ込んで食べてんの? 的な。

インタビュアー:He’s magic. もはや魔法ですね。

タロン:He’s a magical man. But Colin, I remember one day on set, it was actually in an omitted scene, um…there was a scene which I really hope will make the extras, um…or perhaps an extended cut or something, probably won’t make an extended cut, uh…where Colin teaches me how to eat and drink like a gentleman.

摩訶不思議なひとだよ。けどコリンって言えばね、とある日に現場であったことなんだけど。んーと、実はカットされたシーンでのことで……DVDの特典映像とか、特別版に入るといいなってすごい思ってるシーンがあるんだけど、たぶん無理かな……ええと、コリンがおれに紳士らしく食べたり飲んだりするにはっていうレッスンをするシーンがあるんだ。

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インタビュアー:うっわ、それは見たいです! 本当に見たいです!

タロン:Ohh…it’s such a cool little scene, and um…he is wearing um…he’s got his blazer off, but he’s got like an apron on. But when we were filming that scene, he took his blazer off one day, and I remember saying to him “Colin! You’ve got pecks, mate!” And he goes “Have I? Have I?” “You have! Yeah! You’ve got some pecks, man!”

うん、ほんとにちょっとした、でもめちゃくちゃクールな場面で、コリンは……えっと、上着を脱いでいて、代わりにエプロンをつけているんだよね。んで、そのシーンを撮影しているときにコリンが上着を脱いだんだけど、それを見ておれは『コォリン! 胸の筋肉すごいじゃん!』って言ったのを覚えてるんだ。そしたらコリンは『そうかな? そうかな?』って。それでおれは『うん、すっごい胸筋! めちゃくちゃ筋肉ついてるじゃん!』って返したんだけどね。

インタビュアー:『写真撮ってママに送ってもいいかな、そしたら彼女の心をつかめるかもしれないし!』みたいな。

タロン:Yeah, exactly. So yeah, Colin got um…Colin got in really good shape, and he really…yeah, he absolutely nailed all that fight stuff.

そうそう。だから、うん……コリンは……コリンは、本当にすごく体を鍛えたんだよね、あの役のために。それで、たくさんあるファイトシーンを完璧にやりこなしたんだ。

【中略。その内容の概略を入れておきますね♡】
・ハリーの教会での戦闘シーンや、教会前で撃たれるシーンは、実際にはタロンくんが見ているラップトップの画面には映されていないので、想像しながら演技する必要があったので難しかった、という話。

・ハリーの部屋に貼ってあるサン紙、あれはぜんぶ本物(実際に存在しているもの)という話など。サン紙、すごいw

【中略ここまで】

インタビュアー:最後の質問です。現場でニックネームで呼んだりってことはありました?

タロン:Now, you stumbled upon something here. Colin. There was a point in shooting, where…where something occurred to me. I found a nickname for Colin. Now, it took me a long time to wake up the bravery to drop it into conversation, and it did not go down well. In fact, if I remember correctly, he told me not to call him of it. And that nickname was C-Fizzle. Which I…I actually think is pretty cool, I think you know, why not? Keep Colin a bit of a gangster, you know? But um…

(大きく息をついて)ああ、ついに探りあてちゃったね、その話題を。……コリン、なんだけど。撮影期間中、おれふと気づいちゃったことがあってさ。コリンのニックネームを思いついたんだ。もうね、それを会話にさりげなく織りまぜるための勇気を振り絞るのにすごい時間がかかったうえに、ちっとも気に入ってもらえなかったんだけど。しかも、おれの記憶が正しければ、その名前で呼ばないでくれって言われちゃったというね。そのニックネームとは『C-Fizzle(シーフィズル)』。おれはこれ、けっこうクールだと思うんだよね。いいんじゃないの? みたいな。コリンにも、ちょっとギャングスタっぽい感じが出てさ。でも……。

インタビュアー:Didn’t work.
気に入ってもらえなかった、と。

タロン:He was not a fan!
うん、もうぜんぜんダメだった!

インタビュアー:タロン・エジャトンがみなさんに教えられることとして、絶対に、なにがあっても、コリン・ファースを……。

タロン:C-Fizzle.

インタビュアー:って呼ばないこと。ええ、そういうまずい考えは捨てましょう。では。

タロン:Thank you for having me.
今日は番組に呼んでくれてありがとうございました。

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以上です〜。
ええと、……どこから突っ込めばいいですか?! けっこう長いインタビューの間中、なんだかんだとひたすらコリンのことを熱心に楽しげに嬉しげに語り続けるタロンくん、という……!! しかも。

・コリンとおれはお揃いのマグカップを贈りあったんだ♡
・コリンはおれの真似ばっかりしたがるんだよね♡
・コリンとおれはよく食事とかするんだけど、食べかたこんな下手なんだよ♡
・コリンは胸の筋肉すごいんだよ♡ しかもおれが褒めたら喜んでくれたよ♡
・コリンにニックネームとかつけちゃった♡

だあああああああッ!!! (ちゃぶ台返し)
マグカップの話は有名ですが、それ以外にもこんなにあれこれラブいエピソードがあるとは……!(今回話してないことも山ほどあるでしょうし)。もう本当にほんとうにコリンのことが大好きなんだね……!!! というのがおそろしいほどにみっしり伝わってきました。よかったね……KM2の撮影にもコリンさんがいて本当によかったね、タロンくん……!!

コリンさんが、あんなに紳士的なのに食べかた下手らしいのは、今年のEtE関連のインタビューでも『Messy eater』とタロンくんが言っていたのでw へえそうなんだ……ぐらいに思ってましたが、こんなに可愛い方向で下手なんだとは思ってませんでしたw そしてコリンさんたらタロンくんが食べるものを自分も食べてみたいんだな〜と思うと、さらに倍率ドン☆で可愛さアップです。

コリンさんの胸筋の話のところで、タロンくんがコリンさんの反応の物真似をしているんですが、その『Have I? Have I?』の言いかたがまたすんごく可愛いので、よろしければぜひ聞いてみてください〜♡

そしてついにニックネームまでつけちゃった(そして拒否されたw)タロンくんですが。コリン・ファースのCとFを使ったこれ、確かにギャングスタっぽいというか、ラッパーみたいというかw いかにも若い男の子が考えつきそうな響きで、コリンさんのお気に召さないのはわかる気がしますw 個人的には、ビタミンC系のドリンクとか錠剤にありそうな名前だと思いましたw C-Fizzとかw (と思ったら本当にありました!
(まったくの余談ですが、アメリカの人気ドラマ『ティーンウルフ』に出演しているディラン・オブライエン(いまや映画メイズランナー・シリーズの主演ですね♡)は、同ドラマ主演のタイラー・ポージーとすごく仲よしなんですけれども、彼のことをT-Poze(ティーポーズ)と呼んでいるので、こういう感じのニックネームのつけかたはよくあるのかなと思いましたん。もっとも、ティーンウルフにはもうひとりタイラー・ヘクリンという俳優さんも出ているので(こちらはタイラーとか、ヘックと呼ばれています)区別する意味合いもあるのかもですが)

撮影初日に、一番最初に、あのサヴィル・ロウを歩いているシーンを撮影したのかと思うと、なかなか感慨深いものがありますね。ていうか、読み合わせなどがあったとはいえ、初日ですでにあのケミストリーっぷりなのかと思うと……! さすがマシュー・ヴォーン監督、キャスティングの慧眼がすごすぎます。

いやはや、それにしてもすごい。タロンくんによる怒濤の「コリン大好き♡ おのろけ攻撃20分一本勝負!」という感じのインタビューでした……めっちゃ楽しかったです……!!(><) 最近もイギリスがEUに残留するか離脱するかの選挙に絡んでのお揃いTシャツ☆ツイートがありましたが、今後もいろんな話題がでてくるんでしょうね。楽しみです〜♡(*´∀`*)

あ、このインタビューはRotten Tomatoesの公式ポッドキャスト(iTunes US)でのもので、こちらから無料でダウンロードできます(Episode #102)♡

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