なんて、ちょっと強めのタイトルにしてしまいましたがw
少し前に部分的にアップされていた「Collider」のインタビューの完全版が出ていて、それがまたすっごく可愛くておもしろい内容だったので、改めて聞きとり和訳してみました♡ といっても、今回は動画が長いこともあり、そのまま直接日本語にしてしまっていることをご了承くださいませね。
インタビュアー:こんにちは、お元気ですか?
タロン:うん、元気だよ、ありがとう。また会えて嬉しいよ。
インタビュアー:こちらこそ、またお会いできて嬉しいです。さて、まずは重要な質問から始めたいと思うんですが。あなたは、TIFF(トロント国際映画祭)でアダム・ドライバーに会う機会があったのに、それを断ってしまったことを、いまでも日々後悔してらっしゃいますか?(笑)
タロン:(笑)うん。おれ、あのとき緊張しちゃってさ。トロントで、アダム・ドライバーに紹介してくれるってあなたは言ったけれど、彼はめちゃくちゃ忙しいだろうから、下手に邪魔しないほうがいいだろうと思ったんだ。
インタビュアー:おもしろいのは、その後アダム・ドライバーに会ったときにあなたの話をしたら『えー! なんで、上まで来てくれればよかったのに! ぼくもすごく彼に会いたかったよ』ってとても残念がっていたことですw
(※たぶん、アダム・ドライバーの取材用の部屋が上階にあったのかなと思います)
タロン:うわあ、ほんとに? 嬉しいな。なんだか恥ずかしいっていうか、いますっごく後悔してるよ、おれは彼の大ファンだから。
インタビュアー:そうなんですね。いや、この話のおもしろいところは……。
タロン:あ、そういえばちょうど彼の新作が出てるよね。バスの運転手役かなにかのやつ。
インタビュアー:そうそう、『Paterson(パターソン)』ですね。かなりイイ感じでしたよ。
タロン:そうなんだ! 見るの、楽しみにしてるよ。
インタビュー:ええ。彼もいい俳優ですよね。
タロン:ああもう……! (感嘆の溜息)。本当に素晴らしいし、唯一無二のユニークな存在だと思うよ。
インタビュー:さて、『Sing』についておうかがいしたいんですが。TIFFのスクリーニングで拝見したんですけれども…。
タロン:うんうん。
インタビュアー:ぼくは未だかつて、観客が映画に対してあんな反応をするのを見たことがありません。もう曲が終わるたびに拍手が起きるわ、歓声はあがるわで、まるでロック・コンサートみたいだったんです。
タロン:あー、うんうん。もう、めちゃくちゃ楽しい映画でしょ?
インタビュアー:もう、クレイジーでした。
タロン:確か、7回ぐらい喝采が起きたんだよね、自然に。もう本当にクレイジーだったよ、映画で誰かが歌うたんびに大喝采で……ほんと、望みうる最高のリアクションだよね。すごく元気にしてくれる、最高に楽しい映画だからさ、うん。ロックンロール! (手でロックサインをしながら)
インタビュアー:あなたが出演した映画で、ほかにそんな感じの反応があった作品はありますか?
タロン:ううん。……って、どうだろ。いや、うん、ないな。んー、あそこまで大きなリアクションがあったものはないよね。みんな『エディ・ジ・イーグル』とか『キングスマン』にもいい反応を返してくれたけれど……特に『キングスマン』は、なんかこう観客を興奮させるものがあるみたいなんだけど、あんなに大きなリアクションが、あんなふうに返ってきたことはないな。しかも『Sing』のスクリーニングには、すごく幅広い年齢層の観客がいたから、それを考えると本当にすごいよね。彼らみんなが夢中になってくれたなんて。
インタビュアー:いやもう、本当にクレイジーでした。ところで、あなたは自分が歌がうまいことにいつ頃気づかれたんですか? というのも、正直いって、あなたってイヤなやつだと思うんですw だって、あなたときたら演技も上手いし、歌も上手いし……コイツなんなんだよ、って感じじゃないですか?! もしかして、それに加えて実はお医者さんで、空き時間は人助けしてたりとかするんですか??
タロン:(爆笑)うん、実はそうなんだ。そうそうそうそう、そのとおり! おれ、国境なき医師団の一員なんだよね。なんて、そんな高潔なことをしてたらいいんだけど。……えっと、いやいや。うん、どうだろ。んー……演劇学校に行ってるとき、周囲のひとたちがみんな応援したり励ましてくれたりして、『The Stephen Sondheim (Society) Student Performer of the Year』っていう歌唱コンテストに出ることを推薦されたんだ。んで、えっと、……それに優勝したんだよね。本当にクレイジーっていうか、びっくりしたんだけど、そのときかもしれない。初めて「ワオ! オッケー、そっか…。おれ、イイのかも」って思ったのは。だから、うん! いまこうして『Sing』っていうタイトルの、しかも自分も歌ってる映画のプロモーションをしてるなんて、かなりクールだな、って思う。
※注1:タロくん、国境なき医師団のことを、英語名の「Doctors Without Borders」ではなく、そもそものフランス語の「Médecins Sans Frontières」って言ってて、おお! かっこいい!! と思いました♡(単純w)(フランス人の医師たち&ジャーナリストたちが創立したNGOなので、正式名称はフランス語なんですね)
※注2:The Stephen Sondheim (Society) Student Performer of the Yearについては後述。
インタビュアー:『Sing』の役は、どんなふうにしてゲットされたんでしょうか? 向こうから声をかけらたとか、それともあなたのほうから……。
タロン:んーと。アニメーション映画を、本当にほんとうにすっごくやりたいんだってことを……つまり、そういう仕事を取ってきて欲しいな、ってことをw おれのエージェントに言っておいたんだ。そうしたら彼らから……(画面が揺れる)あ、ごめん、カメラの三脚蹴っちゃった。
インタビュアー:ぜんぜん大丈夫です、お気になさらず。
タロン:話が逸れちゃったけどw ええと……そうしたら、エージェントから「イルミネーション(CGアニメを得意としている映画制作会社。Singを制作)が歌う動物たちが出てくるアニメーションを制作していて、若いイギリス人のゴリラ役を探してるんだけれど、オーディションに行きたい?」というようなメールが送られてきて。おれはもう「イエス! もちろん受けに行きたいよ!」って感じの返事をしたんだ。
それで、ロンドンのソーホーにあるスタジオでオーディションを受けたんだけど、ガース(監督)はそのときパリにいたから、おれはライヴリンク(※プロユースの動画配信機材)経由でオーティス・レディングの『These Arms of Mine』を歌った。ガースはそれを気に入ってくれて、その後もすごくよくしてくれて……それが、この長い旅路の始まりだったんだ。収録には数年かかってるから、いまこうしてその完成した姿を見ると……(感激するよね)。
インタビュアー:ちょっとおうかがいしたいんですが。そのオーディションを受けているのって『キングスマン』の前ですか? それともちょうど同時期ぐらいですか?
タロン:んー、確か直後ぐらいじゃなかったかな。『キングスマン』は、本当にいろんな可能性の扉を開いてくれたんだ。あ、たぶん時期的に『キングスマン』はまだ公開されてなかったけど、おれが主演してるってことは、もう業界では知られてたんじゃないかと思う。
インタビュアー:ああ、なるほど。というのも、まったく『キングスマン』の影響なしにジョニー役のオーディションを受けることができたんなら驚きだな、と思ったので。
タロン:うん、そうだよね。うん、いや、そうじゃなくて『キングスマン』の話がまわっていたおかげで、あのあたりから少しずつ(業界で)名前が通用するようになっていったんだ。
インタビュアー:『Sing』は本当によく出来た作品なので、最初にあなたが役に決まったときからどのぐらい変わっていったのかに興味があります。というのも、一般的にあまり知られてはいませんが、この手のアニメーション映画は場面ごとに制作して、最終的にまったく違うふうに編集されていたりするので……。
タロン:そうそう、そうなんだよね。おれも脚本もらってないもん。絵コンテみたいなものはあったし、こういうストーリーになるっていう大まかなアイディアは聞いていたけれどね。それで収録する場面の台詞だけを渡される感じだし、シーン1、シーン2、シーン3の間が数ヶ月ぐらいずつ空いてたりもするし。んー……でも、それが逆に楽しかったっていうか、そうやって収録していくなかでごく自然に、無理なく全体像がふくらんでいった感じがしたんだ。こう、計画的に進行された感じじゃなくてね。いや、まあ、もちろん裏で誰かがちゃんと進行させていたんだろうけれども。うん、すごいイイ感じだったよ。それに作中でおれが歌ってる曲はどれも伝説的なものばかりだし、特におれの最後のナンバー、エルトン・ジョンの『I’m Still Standing』は本当に大好き。……うん、最高だよね。おれ、本当にラッキーだなって思うよ。
インタビュアー:なるほど。それでジョニーのストーリーラインには、なにか大きな出来事があるんでしょうか? また、公開されたものを見て制作時とここが違うな、ってところはありましたか?
タロン:んー、いや、ないと思うな。ジョニーをどんなキャラクターにしたいのかについて、ガースは最初からわりとはっきり決めていたように思う。でもストーリーラインや、それがどう変化していったのかについては……うーん、正直いうと、おれ自身もあんまりいろいろ知らされない状態だったからなあ。ジョニーがゴリラで、父親が銀行泥棒で、コックニー訛りで、歌声のタイプとしてはソウルシンガーだってことは知っていたけれど、ストーリーそのものについては、本当に大まかにしか聞かされてなかったからさ。
でも、アドリブについてはすごく積極的というか、収録してる箇所によってはアドリブでやることが推奨されていたんだ。うん、それはすごくよかったな。たぶん、特にセス(マクファーレン)なんかは大いにアドリブを入れていたと思うんだけど、そのほうが生きいきするし、リアルな感じになるからね。
インタビュアー:ああ、セス・マクファーレンはものすごく面白いですもんね。
タロン:うん、本当におもしろいよね。昨日ライヴを見たんだけど、最高だったよ。
インタビュアー:わかります。彼はコメディアンとしても、歌をうたうのも、才能にあふれてますよね。
タロン:うんうん、マジで才能にあふれてるよね。信じられないぐらいイイ声をしてるし、生で見てもなにもかも完璧で、映画で見るのと同じぐらい歌にキレがあって豊かだし…うん、すごかったよ。
インタビュアー:ええ、彼もまたイヤなやつのひとりですw フ○ック・ユー、みたいなw
(ここから以下しばらくは前回アップされた内容です)
インタビュアー:さて、では『ロビン・フッド』について聞かせて欲しいんですけれども。これは今までに何回も制作されていますが、あなたのバージョンがほかとは違うところを教えてください。
タロン:うーん……根本から再解釈してて、もうロビン・フッドだとわからないぐらい違う感じだよ。ロビン・フッドは、ケビン・コスナー版で素晴らしい演技を見せたアラン・リックマン(※注3)を除いて、基本的にクリーンで健全なイメージがあると思うんだ。こう、タイツをはいた太ももをはたきながら陽気に歌をうたってる、みたいな。でも、今回はかなりダークでざらりとした感じの……こう、気骨がある作品になっているよ。すごくユーモラスなところもあるんだけどね。とりあえず、馬に乗って歌いながら峡谷を行く的なものじゃなく、本物の戦争映画なんだ。うん、反体制側として戦う、戦争映画だね。すごくダークだし、ロビンも完璧な人間じゃない。そこが気に入ってるところなんだけど、ロビンは古典的なヒーローじゃなく、間違いを犯したりもするんだ。
インタビュアー:いつ頃から、どこで撮影されるんですか?
タロン:1月の終わり頃から、ハンガリーで撮影するよ。
インタビュアー:ワオ! 1月に撮影するということを考えると、ユニークなロケ地ですね。
タロン:うん、そうだよね。またしばらくの間、家から離れなくちゃならないな。でも、うん! ハンガリーには広々とした素晴らしいスタジオがいくつかあって、スタッフも素晴らしいと聞いているから、そこでやるのはわかるよね。……それに、いまイギリスのスタジオはぜんぶ『スター・ウォーズ』に押さえられちゃってるからw
インタビュアー:ちょうどそれを言おうと思ってましたw プロデューサーの友人が何人かいるんですが、いまロンドンでサウンドステージを確保するのはほぼ不可能だ、と。
タロン:うん、本当に大変らしいね。
インタビュアー:それにしても、1月のハンガリーですか。外で撮影できるのは映画にとっては素晴らしいことだと思うんですけれども、めちゃくちゃ寒いですよね?
タロン:うん、そうなんだよね。もう絶対、寒いと思う。んー、でも、ハリウッドにちょこっといる間に素敵な冬用のジャケットを買ったから、まあ大丈夫じゃないかなw
インタビュアー:こうした大作映画の場合、6~7ヶ月もの間撮影をしたりしますよね。『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』は撮影に7ヶ月かかったそうなんですが、ロビン・フッドはどんな感じになりそうですか?
タロン:あー……4ヶ月半ぐらいだって聞いたよ。
インタビュアー:では、なかなか長期間の撮影ですね。
タロン:うん、かなり長いよね。まあ、大作映画だからさ。ジェイミー・フォックスがリトル・ジョン役だし、イヴ・ヒューソンがメイド・マリオン役だし。あと、実はノッティンガムのシェリフ役にすっごいひとがキャスティングされてるんだけど、まだ言えないんだ。まだ公表することを許可されてないんだけど、もうすぐ発表されると思う。もうね、オーマイゴッド! って感じだから!(※注4)
インタビュアー:ものすごく好奇心が刺激されてしまいました! さて、話はまったく変わって『キングスマン』についてなんですけれども、ぼくは本当にあの作品が大好きでして。
タロン:ありがとう。
インタビュアー:続編については、とにかく素晴らしくて、脚本がまた最高で、アクションシーンも前作からさらにパワーアップしてる、というようなことばかり耳にするんですが、そのあたりはいかがでしょう?
タロン:あーうん。えっと……前作が終わったとき、マシュー(・ヴォーン)に「これってシリーズものになるんだよね?」って聞いたのを覚えてるんだけど、「これの出来いかんによるよ。それにいい脚本じゃなかったら、やるつもりはないな」って言われたんだ。んで、その後マシューと脚本家のジェーン・ゴールドマンはしばらく籠もって、めちゃくちゃ最高な脚本を書きあげた。ほんと、いつだってそれがもっとも重要なんだ。いい監督と、いい脚本。それがあれば大丈夫。『キングスマン』の撮影は、いつもすんごく大変なんだけど……素晴らしい出来になってると思うよ。それに今回、すごい豪華なキャストが増えたしね。チャニング・テイタムは素晴らしかったよ、一緒に仕事ができて本当に嬉しかった。ほかにもペドロ・パスカルとか、ジュリアン・ムーア、ジェフ・ブリッジスとか……エルトン・ジョンもチラっと出てるし、もう豪華すぎてクレイジーだよね。ハル・ベリーもいるし。
インタビュアー:もうアフレコをやったりもしたんでしょうか? フッテージはご覧になりました?
タロン:うん、ちょっと見たよ~♡(にやんw)
インタビュアー:それでどうだったんですか? その笑顔は何なんですかw
タロン:もうね……、ファッキン・イカれてるよw でも、それがみんなの見たがってるものだし、マシューが得意とするものなんだ。気の弱いひとには向いてないかもだけど、本当に最高の出来だよ。
インタビュアー:前作と比較して、いかがですか?
タロン:まず、より大規模になってるよ。さらに大きな規模で、より野心的って感じ。登場人物も増えてるし、作品の世界観をより細かく掘り下げてってるよ。ああいうスパイたちが存在している、妙な現実世界をさらに広げてってるんだ。マシューが、アメリカにキングスマンの姉妹組織『ステーツマン』があるっていうことについて発表してると思うんだけど……。
インタビュアー:それでチャニング(・テイタム)が出演しているんですね。
タロン:うん、それでチャニングがいるんだよね。……で、彼らはおれたちよりお金持ちで、クールなものをいろいろ持ってるんだw
インタビュアー:うわもう、めちゃくちゃ楽しみです!
タロン:うん、期待を裏切らないと思うよ。
(前回と同じ内容はここまで)
インタビュアー:本当に心の底から楽しみにしてます。では最後の質問なんですが、『ロビン・フッド』の後はなにか予定はあるんですか? それとも、ちょっと休憩したい感じでしょうか?
タロン:あー……うん、そうだなー……。ちょっとオフ時間を取りたい、ってかなり本気で思ってるよ。たぶん『キングスマン』が来年10月に公開されるから、そのあたりはまたクレイジーなスケジュールになるだろうし……だから、うん。自分へのご褒美じゃないけど、ちょっとオフを取ってもいいんじゃないかな、って。俳優という仕事を愛しているし、絶対に辞める気はないけれど……ちょっとの間、ふつうでいられたら最高だよね。
インタビュアー:ついでに、アダム・ドライバーとつるんだりしてもいいのではw
タロン:あー……うんw (アダムに話しかけているという体で)「連絡してくれ、ビールでも飲みに行こうぜ」みたいなw
インタビュアー:そんな感じのシメで、インタビューはおしまいですw 『Sing』は本当に素晴らしい映画ですし、ほかの作品も楽しみにお待ちしています。今日はありがとうございました。
タロン:こちらこそありがとう、会えて楽しかったよ。
※注2:The Stephen Sondheim Society Student Performer of the Year
数多くのグラミー賞・トニー賞を受賞している、御年86歳になるアメリカの大作曲家・作詞家であるスティーヴン・ソンドハイムの作品を管理するために設立されたスティーヴン・ソンドハイム協会が、後世の芸術家育成のために行っている、イギリスの演劇学校の学生を対象とした歌唱コンテスト。ファイナリスト12名は、ソンドハイムの曲を1曲と、現代作曲家の新作を1曲の計2曲を歌う。優勝賞金は£1,000と高額ですが、出場者にとっては名誉と受賞後の業界からの注目度が何より嬉しいらしいです。
・タロくんが優勝した、2011年のページ(公式サイト)
1番下に、タロくん自身による文章が掲載されています! お母さまが汽車に乗ってロンドンまで見に来てくれたことや、前日はお母さまやおばさまと一緒に美味しい夜ごはんを食べてビールをちょこっとだけ飲んだことなど、当日のドキドキ感や受賞の前後の行動や気持ちなども含めた可愛い日記みたいな感じになってますので、ぜひご覧になってみてください♡
・タロくんが優勝したときの記事
タロくんは決勝戦(ファイナリスト12名)の際、ソンドハイムの曲は「Giants in the Sky(作品”In to the Woods”より)」を、現代作曲家のほうは「May as Well and Why Not」を歌っているんですが。タロくんったら、イギリス各地のドラマスクールからやってきた精鋭11名のファイナリストたちと競って、なんと審査員の満場一致で優勝してるんですね!! 上記サイトから、タロくんの優勝理由について審査員のみなさまが語ってくれている部分を抜粋翻訳してみました♡
Asked why Taron stood out as the unanimous winner, judge, Kerry Ellis (pictured below with Taron) said one thing that set him apart was his totally believable understated performance which was echoed by another of the judges Timothy Sheader who recently produced Into The Woods at the Regents Park Open Air. Anna Francolini thought that his ability to hit and hold every note made his performances faultless, whilst composer and musical director, Sarah Travis, thought that there was a magic in his ability to draw the audience into the songs that he performed. Edward Seckerson, chair of the judges, believed that in another year anyone of the 12 would have been good enough to win but Taron gave a complete performance and as it says in the title it is “Performer Of The Year”.
タロンがなぜ満場一致で優勝したのかついて聞かれ、審査員のケリー・エリス氏は「その真に迫った、抑制された繊細なパフォーマンス」をあげ、同じく審査員のティモシー・シーダー氏(「In to the Woods」のプロデューサー)もそれに同意した。
またアナ・フランコリーニ氏は「彼のパフォーマンスには非の打ち所がない。すべての音を正確に歌い、かつそれを維持する才能は素晴らしい」と言い、作曲家であり音楽監督のサラ・トラヴィス氏は「彼の歌には、観客を引き込んでしまう魔法のようなものがある」と語った。審査委員長のエドワード・セカソン氏は「ほかの年であれば、ファイナリスト12名のうち誰もが優勝できるだけの力を持っていたが、タロンが完璧なパフォーマンスを見せてくれた。このコンテストのタイトルが示すとおり、彼こそが『最優秀パフォーマー』であった」と締めくくった。
……手放しで褒められまくりなんですけど!!!!!
この動画でタロくんが語ってくれた感じだと、幼いころから好きでずっと歌ってはいたけれど、そんなに特別に上手いとは思っていなかったフシがあって。もしかしておれってけっこう歌が上手いのでは? って思ったのはRADAに行ってからのようですし、このソンドハイム協会のコンテストで優勝してようやく「おれってほんとにマジで上手いのかも」って感じたようなので、ソンドハイム協会の皆様&コンテストには心から大感謝です!!!
※注3: 1991年の『ロビン・フッド』のこと。ケビン・コスナーが主人公のロビン・フッドを演じ、アラン・リックマンはノッティンガムのシェリフ役。
※注4:先日、ベン・メンデルソーンだと発表されました! スターウォーズ好きのタロンくんにとって、嬉しいキャスティングだったに違いないですよね♡
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以前も会ったことがあるインタビュアーさんだからか、タロくんが終始とてもリラックスモードで(途中、あくびをかみ殺しているのが可愛いやら、疲れているんだなって感じで可哀想になるやら…!)内容の濃い、とてもいいインタビューでした! それにしても、なぜそんなにもアダム・ドライバーと会わせたがってるんでしょうか、このインタビュアーさんってばww
アニメーション映画制作の舞台裏事情が少しわかったのも、すっごく面白かったです。人気作品だと、リークを防ぐために脚本全体を持っているのは本当に制作陣のなかでも監督など数人だけということもあるそうですが、そういう事情ともまた違いそうな(そういう側面もあるんでしょうけれども)アニメならではの制作過程の違いがあるんだな〜と。全体のなかで、自分がいま演じているのがどのあたりのどういうシーンなのか、絵コンテと口頭での説明ぐらいのままでやらなくちゃいけないなんて本当に大変だなと思いましたし、それで出来ちゃうあたり、才能ある俳優さんってすごいんだな……と感嘆しきりです!
そして、やっぱりあれなんですね、映画が公開される前から業界ではあれこれうわさや情報がまわるものなんですね〜。タロくんの場合、すごい子がいるぞ、とRADA時代からロンドン演劇界&映画界ではうわさになっていたとコリンさんが話してましたが、マシュー・ヴォーンの新作映画の主役に抜擢された新人がいるとなれば、ハリウッドでもかなり話題になっていたんでしょうね♡ 極東のいちファンからしましても、本当にましゅぼん様々でございます♡
インタビューの最後で、ロビン・フッド終わったらちょっと休みたい的なことをタロくん言ってますが、それはそうだろうなと思います! キングスマンからこっち、ずっと働きっぱなしでしたもんね。たぶん休業というような感じではなく、何ヶ月かゆっくりオフを取りたいな、ぐらいのことだと思われるので、ぜひご家族やお友だちとのんびり過ごして鋭気を養って、また元気に戻ってきて欲しいなと思います♡♡♡ (なんて、ロビン・フッドの撮影もまだ始まってないのにアレですがw)
はー、それにしても。Sing関係もプロモがたくさんあって嬉しい悲鳴です! 若いとはいえ、タロくんも大変だったことと思います。今回もそうですが、にこにこ可愛い笑顔をたくさん拝むことができて本当にありがたや……!! ぱらぱらと訳したものがあちこちに散らばっているのでw そのうちここにまとめて格納したいと思います〜。