タロンくんが、コリンさんと一緒にランチに行ってたりしていた(そして現在でも♡)のはもはや有名な話ですが、タロンくん自身がはっきりそれについて語ってくれているインタビュー動画がありましたので、喜び勇んで聞きとり和訳してみました♡

インタビュアー: (エグジーは)本当にクールな役ですね、世界を救うなんて! しかもこれが映画初出演なんですよね。

タロン:I know. It’s amazing, isn’t it?
でしょ? ほんとに驚くよね。

インタビュアー:『タロン、あの役はきみに決定したよ』という電話を受けたとき、どこにいたか覚えてます?

タロン:I do, I do remember. I was um…I nearly said I was in bed with Matthew Vaughn then. But I wasn’t, I really…

うん、もちろん覚えてるよ。ええと……うわ、いま危うく『マシュー・ヴォーンとベッドのなかにいたよ』とか言うところだった! でも違うから、そうじゃなくて……。

インタビュアー:ぜひその話を聞かせてください!w

タロン:Yeah, that would be a story, wouldn’t it? …..I was in bed when Matthew Vaughn called me, uh, on a Saturday morning. Um, after a very long period of auditioning and doing a very different…um, very different types of auditions you know, with the stunt stuff and then you know, uh, screen tests and what have you, costume fittings and things. Um, and he said “Yeah, I think we’re about to offer you this part.” But it’s a very long drawn out process getting a part like this, because it kind of you know, particularly when you’re an unknown actor, my understanding is that it has to go to committees, and all those (kind of) stuff. But um, came good in the end!

それだったらスクープだよねw ……えっと。マシュー・ヴォーンから電話がかかってきたとき、土曜の朝で、おれはまだベッドにいたんだ。ものすごく長期にわたってオーディションが行われて……こう、いろんなタイプのオーディションがあってさ。スタント関係のやつとか、スクリーンテストとか、ほかにも衣装あわせとか、ほかにもいろいろあったんだけど。それでマシューから電話がきて「きみにこの役をオファーしようと思っているよ」って。こういう大きな役を選ぶプロセスって本当に長ったらしいというか、時間がかかるんだ、特におれみたいな無名の役者だったりすると余計にね。おれが知る限り、ナントカ委員会にかけたりとか、そういうなんだかんだがあって、みたいな。でも、最終的には上手くいったから大丈夫!

インタビュアー:そういうとき、どういうリアクションをするものなんですか? 「ええ、ありがとうございます、ぜひやらせていただきます」って答えて電話を切ってから喜びの叫びをあげる? それとも、話してる最中にその場で叫ぶ?

タロン:Uh, I…it depends who it is. With Matthew, I felt it was important to demonstrate a modicum of professionalism, uh…so to reassure him that I was in fact the man for the job as he’s suspected, um…so yeah, I was quite…I think I was probably more dignified than I ordinarily would be on that particular occasion.

んー、まあ、相手によるかな。マシューのときは、少しこう、プロフェッショナルなところを見せるのが大事だと思ったんだ。彼が期待してくれているとおり、ちゃんと役を演じられますよって安心させるためにもね。だから、うん……そうだな、あのときはたぶんいつもよりちゃんとした態度だったと思う。

インタビュアー:そうした堂々とした態度をしてみせられるっていうのは、現場でも役にたったのでは? サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファース……

タロン:Yeah. うんうん。

インタビュアー:……マイケル・ケインといった面々と一緒に仕事をするにあたり、どうやって気持ちをしっかり保つんですか?

タロン:It’s not easy, actually. You…you wait and tell them where…you know, you don’t immediately walk in and say “Oh my god! I loved you in…,” you know. You sort of wait for, you know, forty seconds. Uh, you know I don’t…I don’t really…just try and…I think you know, stars like that have had plenty of reverence over their lifetime, I think they would probably…I mean, if it was me I’d probably just want to be treated like a normal person so that’s kind of how I tried to approach the whole situation.

うん、実際そんなに簡単なことじゃないよね。まずはちょっと待ったほうがいいというか……現場で会ってすぐに『うわあ! あの作品に出てたときのあなた、大好きなんです!』とか言わないほうがいい。それはこう、40秒ぐらい待ってからにしたほうがいいかな、みたいなw うーん、おれはあんまり……なんていうんだろ、彼らみたいなスターの場合、人生ずっと山ほど敬愛されてきているだろうから、たぶん……ていうか、おれだったらたぶんふつうの人間として扱ってほしいと思うだろうから、そんな感じで接しようとしたかな。

インタビュアー:彼らと現場以外で会ったり、なにかアドバイスを求めたりすることはありました?

タロン:Um, I would, I would…there were times when I would ask Colin for advice um, to you know, to do with…if I’d struggle with anything, in a scene or something you know, and he was always very helpful with that. And Colin and I spent a bit of time with each other outside of you know, outside of work, which is nice…um, you know just lunch and things like that. Which is…which is lovely, which is really, really nice of him. Um, but the other guys, no, with…I actually spent you know, only a matter of days really, with Colin and Sam, it’s…that’s the way these things work, where as Colin and I spent…um, Michael and Sam rather, where as Colin and I spent weeks and months together.

うん、えっと……コリンにアドバイスを求めたりしたよ。演技のことでもなんでも、なにか悩んでたりするときとかにね。いつもすごく助けになってくれた。それに、コリンとおれは仕事以外でも、ちょっとこう……一緒に時間を過ごしたんだ。いいよね、ただランチに行ったりとか、そういうやつなんだけど。うん、素敵でしょ、彼は本当にほんとうに優しくていいひとなんだ。
んー、ほかのみんなに関しては、実は数日ぐらいしか一緒にいなかったから……コリンとかサム(サミュエル・L・ジャクソン)とかとは。撮影ってそういうものなんだよね。でもコリンとおれは……あ、さっきのはマイケル(ケイン)とサムだった。その点、コリンとおれは、何週間も何ヶ月も一緒に過ごしたから。

インタビュアー:何週間も何ヶ月も、という話の流れでお聞きしますが、この役のためにどれぐらいトレーニングしなければならなかったんですか?

タロン:Yeah, it was a lot. It was really…it was a lot. But great fun you know, and it just…it wouldn’t have been right to play that part and not be physically strong, you know. Gotta have some guns if you gonna save the world, haven’t you?

あー、もう本当にたくさんしたよ。めちゃくちゃたくさん。でもすごく楽しかったし、それにほら、あの役を演じるのに体力ないとか無理があるでしょ。世界を救おうっていうなら、腕の筋肉とか少しはついてないと。

インタビュアー:そうですよね、多少は必要ですよね。

タロン:Yeah. Um, so yeah. Uh, it was…I really enjoyed all that as a matter of fact, actually.
そうそう。だから、うん……正直、トレーニングはすごく楽しかったよ。

インタビュアー:では、一日めいっぱい撮影した後に、ストレス解消のためにジムにまた行ったりしていたというのは本当ですか?

タロン:A little bit, yeah. It does become a little addictive…
うん、ちょっとね。なんか病みつきになるんだ……。

インタビュアー:えぇ?! そんなことあるんですか?

タロン:It’s quite addictive.
うん、けっこう中毒性があるんだよ。

インタビュアー:そうなんですか?!

タロン:Yeah. I mean, I’m…yeah, it’s…I’m not saying that…I’m not actually massively uh, much of a testament to that at the moment, but um…it is, yeah. And it is quite cathartic, it’s the way of…kind of putting a full stop at the end of the day, you know? Um, you kind of, you know, you…yeah. It’s just the way it…it’s therapeutic. It is really therapeutic.

うん。とはいっても、おれいま……あんまりこう、それを証明できるような感じじゃないんだけども、そうなんだ。それにカタルシスがあるんだよね。なんていうの、すっきりして一日の終わりにピリオドを打つ、みたいな。うん、そうすることで……なんだろう、癒される気がするっていうか。ほんと、セラピー効果があるんだよね。

インタビュアー:『ああもう、眠れたらいいのに。興奮しすぎちゃって無理。#kingsman プレミアって健康によくないよ』とつい先ほどツイートされてましたが……。

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タロン:Yeah, that was…that well, that wasn’t…that wasn’t right now.
そうそう、ってそれぜんぜん『先ほど』じゃないじゃんw

インタビュアー:それはもちろんそうですよw

タロン:Obviously! Yeah, that was last night. Yeah, yeah, yeah, yeah.
だよね! うん、昨日の夜だよ。うんうんうん。

インタビュアー:なにかもがシュールな感じがします?

タロン:Of course it is, yeah.
それはもう、もちろん。

インタビュアー:自分をつねってみて本当かな? ってなったりします? どうやって対応しているんでしょうか。こうしてあちこちでインタビューされたり、あなたの写真を撮ろうとしてカメラマンたちがあなたに向かって叫んでたりとか、そういうなにもかもに対して。

タロン:Uhh…I don’t know. You know, you can’t…you can’t let yourself get overwhelmed. I think you know, it’s…of course it’s amazing, of course it’s like unreal and incredible, but if it…if it’s all unreal and incredible for ever I would never get anything done, would I, you know? I’m a bit…being a part of a film like this means that you’re a very busy man, and there has to come a point where you just roll up your sleeves and…and do the work. But that’s not to say that I’m not pinching myself every waking moment, in fact. I am, of course.

うーん、どうだろ。わかんないけど、そういうことに圧倒されっぱなしってわけにもいかないんだ。なんていうか……もちろんすごいことだし、それはもう非現実的で素晴らしいことだけど、その非現実的な感じとか素晴らしさにずっとのまれていたらなにもできないからさ。こうした規模の映画の出演するとものすごく忙しくなるから、どこかの時点で腹を決めて腕まくりして、よしやるかって仕事するしかないんだよね。でも、だからといって、一日中ずっとこれもしかして夢じゃないかなって自分をつねったりしてないってわけじゃないよ。当然するに決まってるじゃん。

インタビュアー:素晴らしいですね。そしてハリウッド・エンタメ界のバイブルとも言えるヴァラエティ誌が、あなたについて「スター誕生だ」と書いたときには自分をつねってみたくなったのでは? ものすごい褒め言葉ですよね。『ひえぇ、マジか?!』みたいに感じたりしました?

タロン:A lot of pressure, innit? Um, I don’t know…like anything, you take it day by day don’t you? And you um…you know, it’s not about being a star, it’s about being an actor and doing your job well you know, and trying to be…uh, entertaining and true to life. Um, so that’s all I’m gonna carry on, trying to do.

すんごいプレッシャーだよね。うーん、わかんないな……なんでもそうだと思うけど、一日ごとにやっていくしかないよね。それに、なんていうか……大事なのはスターになることじゃなくて、俳優としていい仕事をすることだし、あとはみんなを楽しませようと努め、リアルであることじゃないかな。だから、うん……そういうものを大事にして進んでいこうと思う。

インタビュアー:あなたは俳優になるために訓練してきたわけで、朝起きていきなり『よし! 俳優になろう!』って思っていまにいたる、というわけでは当然ないので…。

タロン:Yeah. うん。

インタビュアー:それを考えると、例えばいま税関をとおるときに職業欄に『俳優』って書けるのは素晴らしい気分です?

タロン:Yeah. I recently did…I recently did a visa, and do you know what category I was?
うん、そうだね。実は最近ビザを取ったんだけど、おれはどのカテゴリーだったと思う?

インタビュアー:なんだったんです?

タロン:”Alien with Extraordinary Ability.”
『非凡な技能をもった外国人』
(*米国のビザのカテゴリーなので、KM2の撮影でアメリカに長期滞在するために取得したのかなと思われます。芸術系および科学技術系の分野で優れた功績をあげている人物に交付されることが多いので、アーティストビザとか天才ビザとか呼ばれるものですね♡)

インタビュアー:本当ですか?!

タロン:How cool is that? So now that’s how I introduce myself to people.
めちゃくちゃクールじゃない? だからおれ、いま自己紹介するときそう言ってるんだ。

インタビュアー:あ、では私は『ET』ってお呼びしますね。
(*Alienはエイリアンという意味でもあるため)

タロン: Call me ET? It’s actually the reverse of my initials, so it works perfectly.
ETって呼ぶの? それ、おれのイニシャルを逆にしただけだからバッチリだね。

インタビュアー:バッチリです。ええと、次の作品はトム・ハーディと共演する『レジェンド』ですね。

タロン:Yeah, yeah. I don’t know when it’s out yet, but later in the year.
そうそう。いつかまだわからないんだけど、年内に公開されるよ。

インタビュアー:トム・ハーディとの共演はいかがでしたか?

タロン:Amazing. And he’s um…I’m, I’m sort of…very nearly equally as excited about that because his performance um, in that is…is really something to behold. He’s really frightening in it, and I’m a bit weird and creepy in it as well. We’re kind of…I play sort of a sidekick role to him and I kind of play bit of a…my agent keeps referring to it as a “Baby-faced psycho,” which she’s seen it and I haven’t, but um…urm…yeah. It…I’m a bit excited about it, I’m excited about it.

素晴らしかったよ。トムは本当に……ええと、おれ(キングスマンと)ほとんどおなじぐらい『レジェンド』が楽しみなんだ。なにしろ彼の演技ときたら、目を見張っちゃうぐらいすごかったからさ。作中でのトムは本当にすっごく怖いんだよ、おれはおれでちょっとおかしくて薄気味悪い感じの役をやってるし。おれたちは……えっと、おれは彼の子分みたいな役なんだけど、それがまたちょっとこう……おれのエージェントは、おれの役を『ベビーフェイス・サイコ(ベビーフェイスをした気狂い)』って呼んでるw まあでも、彼女は作品を見ていて、おれはまだ見れてないから、なんともw うん、だからわくわくしてるし、楽しみにしてるんだ。

インタビュアー:ご自分がスクリーンに映っているのを見るのは変な感じですか? ご自分を見て『うえっ…!』ってなります? それとも、自分とは切り離して映画を楽しめる?

タロン:Not on the first viewing. I think as you…you know, the vanity kind of dissipates as, as, as you watch it again and again, and um…I’ve seen it two and a half times now and I’m beginning to enjoy it for what it is, which is a great film, and not just scrutinizing every element of my performance.

初めて見るときは無理。その、何回も何回も繰り返し見ているうちに、なんていうか……虚栄心とかが薄れていくんだよね。とりあえず二回半見たから、ようやく自分の演技をあらゆる角度から仔細に検分するだけじゃなく、この作品———最高の作品だよね、をそのまま楽しめるようになり始めた感じ。

インタビュアー:タロン、今日はありがとうございました。いまこうして体験されているなにもかもを楽しんでくださいね。あ、ETとお呼びしたほうがいいんでしたっけ。今後はETとお呼びしますねw

タロン:Every time we meet, ET!
うん、これからは毎回ETってことで!

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以上です〜!
2015年1月14日に行われたロンドンプレミアの翌日に撮影されたインタビューのようですが、元気そうでなによりです♡
それにしても毎回思いますが、本当にかわいいというか、コリンのことが大好きで尊敬しているんだな〜としみじみ伝わってきますよね。仕事以外でも一緒にいたし、ランチなんかも行ったりして♡ とコリンコリン言いまくっているからか、途中間違えてマイケル・ケインのこともコリンって言っちゃっているのがなんともいやはやw
ビザのくだりも可愛いし、トムハのことも話してくれているし、いろいろと楽しくてなごむインタビューでした♡

ベイビーフェイス・サイコなテディちゃんw
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