数年前のインタビューですが、興味深い内容なので聞きとり和訳してみました♡
トムハ:Bromances come from, I suppose men trying to survive amongst other men. And then finding you know, certain similarities both differences that they appreciate, as well as differences in each other that they celebrate, and enjoy whilst they endure the, the…the often painful experience of hormones and testosterone and being a man, which is very confusing because when you know, kind of not…not full of knowledge. Do you know what I mean? But our experiences are, well…
ブロマンスは、男がほかの男たちのなかでどうにか生き延びようとして起きるものだと思う。互いに似ているところや違うところを見つけ、それを認識したり称えあったりしながら、ホルモンやテストステロンに満ちていてつらい体験であることが多い『男であること』を耐え抜くんだ。これがなかなか厄介なんだよ、なにしろこっちはあんまり知識がないからさ。わかるかな。おれたちの経験っていうのは……。
インタビュアー:And fighting? ケンカしたりとか?
(*インタビュアーさんの言葉あたりで動画が編集されている感じがします)
トムハ:Well, full of fighting and then going on one direction, and then it’s normally by experience that we find out that that was the wrong direction, and we have to learn and you know, cut our cloth accordingly.
Where as women seem to already intrinsically know the road, um, men have to find the road, and there’s very few men out there…really real men, you know? So a lot of us struggle, you know, to survive it. And bromance is a way of supporting each other through the struggle…(of getting back to the inner…)
まあ、そうだな。ケンカばかりしているし、ひとつの方向に進んでみたはいいけれど、大抵は行ってみて初めてそれが間違った方向だったことに気づくんだよな。だからそうやって学びつつ、自分らしくやっていくことを覚えなくちゃならない。
でも、女性は本質的にその『正しい道』を知っている感じがするんだ。男はその道を探さなくちゃならないんだけど、本物の男らしい男なんてほとんどいないから、大多数はそこでもがき苦しむことになる。ブロマンスは、その苦しみをサバイブするために互いに支えあう、サポートシステムみたいなものじゃないかと思う。(内部の…… *残念ながら、トムハのこのセンテンスの途中で動画が切れてしまっています。ぜんぶ聞きたい…!)
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以上です〜。
トムハのこれ、なかなか興味深い解釈ですよね! トムハは肉体的にも精神的にも(そしていい意味でも悪い意味でも)いわゆる『男らしい男』を演じることが多く、トムハ自身も世間からそう思われていることが多いわけですが、自分はそういうタイプじゃないし、男らしい男への憧れがあるから、そういう男性をよく観察して演技に生かすんだと語っているのを何回か見たことがあります。小さいころは女の子に間違えられてばかりいたというきれいな顔をした、良い家柄のひとりっこ、かつお母さん子でもあったトムハは、社会的に期待される男性性の獲得にもしかしたらかなり苦しんだのかもしれないと思ったりもするわけですが、そことブロマンスを結びつけてくるのはおもしろい視点だなあと思いました。
トムハの、こうした一筋縄ではいかない複雑な内面性こそが、現在のその深みのあるみごとな演技力の源となっているのかもですね♡ (結局惚れなおすw)