BoIriMJCYAAEi9W

少し前にウィショくんが出演している短編ドラマ『Foxtrot』の動画が非公式に出ていたんですが、たぶんこの先も日本で公開されることはないかな……と思い、解説してみました〜。ネタばれ満載なので(もう登場人物ご紹介からしてバレまくりなので、ご注意くださいまし(^^;))<もっと読む>に入れておきますね。

◇登場人物

ミセス・ダロウェイ
ストリップクラブの女主人。お店の子に乱暴したエズラの誘拐を、同じく自分のお店のストリッパーであるバッジャーと、手伝いのフォックスに命令する。

アダムズ
何らかのギャングのドンで、エズラとジェイコブという双子の息子がいる。

エズラ
ミセス・ダロウェイのお店のストリッパー、バンビ嬢に乱暴したため、報復措置として誘拐されるはずだった。

ジェイコブ
エズラの双子で顔はそっくりだが、学習障害があり、中身はこどものまま。エズラと間違えられて誘拐されてしまう。

バッジャー
ミセス・ダロウェイのお店でストリッパーをしている。エズラの誘拐を命じられて実行するが……。

フォックス
ミセス・ダロウェイのお店で、たぶんストリッパーではなくウェイターとかをしているのかなと思われる。同じくエズラの誘拐を命じられて実行する。

***

ストリップクラブの女主人、ミセス・ダロウェイは、お店のストリッパー(バンビ嬢。名前しか出てきません)に乱暴して怪我をさせた男、エズラの誘拐を、同じくお店の子であるバッジャーとフォックスに命じます。(※話には直接出てこない背景です)

エズラの誘拐に成功したバッジャーとフォックス。計画通りモーテルに着いたところで、フォックスが(たぶん誘拐するために持っていたが使わなかった)クロロホルムのボトルをバスルームで割ってしまい、自分が意識を失ってしまいますw
様子を見に来たバッジャーがそれに気づき、倒れているフォックスをベッドまで連れて行きます。そして濡れている服を脱がせたときに、実はフォックスが青年ではなく、男装している女の子であることを知ります。

一方、エズラの父親であり、たぶん何らかのギャングのボスであるアダムズが、ミセス・ダロウェイのオフィスのドアをばんばん叩きながら叫んでいます。

「ここを開けろ!(中略)息子がバンビにしたことを、おれはいいとは思ってない。彼女はいい子だ。ヤツがその……我を忘れたときにやっちまうようなことを、されるような謂われはない。おれは、彼女が入院してる病院に花だって贈ったじゃないか。ていうか、ヤツが見つかったら、おれがこの手であのクソ野郎をぶっとばしてやるさ!だが、ジェイコブ……ジェイコブは、なんにも関係ない。躯こそ大人だが、中身はこどものままなんだ。やつはうすのろなんだよ」

これでバッジャーたちが双子を取り違えてしまったことを知ったミセス・ダロウェイは、バッジャーに電話で以下のように告げます。

「……実のところねえ、あの噂は本当だったのよ。アダムズには、本当にもうひとり息子がいたってわけ。マフィアの王子様のように大事にだいじに隠されて育てられていたのが、いまや大きくなって、双子の兄弟エズラと同じ顔をしてはいるものの、知能は半分しかないってことなの。それでね、最近になってようやくジェイコブはひとりでお外に出ることが許されるようになったんだけど、それもお菓子を買うために、すぐ近くにあるお店に行くだけ。ええ、だって彼はまだ四歳児みたいなものなんですものね。つまりね、あんたたち頭からっぽの馬鹿アマふたりは、お菓子屋さんへの小さなお散歩の途中だった可哀想なあの子を襲ってブーツの踵をめり込ませた、ってわけ。
もちろん、私はなにも知らないってことにしておいたけれど、やつらだって馬鹿じゃないわ。バンビにあんなことをしたんですもの、エズラに報復するのは当然よ。うちの女の子に無理やり手出しする(※注1)なんて誰であっても絶対に許さない。だけど、相手のもっとも弱いメンバーに手出しするもんじゃないわ。限度ってものがあるのよ、バッジャー。ルールってものがね。言い換えましょうか。……あんたたち、いますぐこの間違いをどうにかしないと、口にも出来ないような目に遭わせてやるからね」

バッジャーにしてみれば「双子がいるなんて聞いてねえし!」と言いたいところでしょうがw ともかくもそういうことなので、間違って攫ってきたジェイコブをどうにかしないといけなくなりました。
最初の計画では、攫ってきたエズラをこのモーテルに放置しておく(後でほかの誰かがやってきてエズラに暴行する)ということだったんですが、命令したミセス・ダロウェイが完全に手を引く態勢になっているいま、ジェイコブをまた車に詰め込んでどこかに捨てに行こうとバッジャーが提案します。でもフォックスは「そんなことできない、彼はただのこどもじゃないか!彼はなんにも悪いことしてないのに!」と言って反対します。しかしバッジャーは「大丈夫よ、誰かが彼を見つけるって!」と押し切ります。

バスルームで以上のことを相談していたふたりが部屋に戻ってみると、ジェイコブがベッドの上で失禁してしまっています。それを見て、手をほどいてあげようというフォックスに、そのままにしておきなさい、こんなのきっと彼は慣れてるわよ、とバッジャーが返すと「あんたには心ってものはないの?」とフォックスが糾弾します。

水を飲ませてあげて「あんたの名前は?」と聞いたフォックスに、「…ジェイコブ」と答えたジェイコブは、そのまま部屋の片隅に逃げてまるくなってしまいます。傷ついた動物をなだめるようにジェイコブをなでるフォックスに、ジェイコブは「シャワー……シャワーが浴びたいよぅ!」と泣き叫びます。

シャワーを浴びつつ、脅えているのか、泣いたり喚いたりするジェイコブを洗ってあげるフォックスと、こわごわと見つめるバッジャー。
部屋に戻ってきて、「なんか着せてやらないと」というフォックスと「馬鹿いうんじゃないわよ」というバッジャー。「んじゃ、なに?裸のままで外にほっぽり出そうってわけ?」というフォックスに拭いてもらいつつ、ジェイコブは「馬鹿イウンジャナイワヨー」と(たぶん意味もわからないまま)バッジャーの口まねをして飛び跳ねます。それを見て、バッジャーは「イライラさせないでよ、怖いし」とか言いながら、ジェイコブの口をガムテで塞いでしまいます。それに対してフォックスは「なんで?彼があんたをセックスの対象としてじろじろ見ないから?」と吐き捨てます(※注2)。それに対し、しばらく黙り込んでから、バッジャーは「……とにかくさっさとしなさいよ(服かなんか着せてやんなさいよ)」と言います。

疲れたのか、眠ってしまったフォックスは、どうやらバッジャーの夢を見ているようです。そんなフォックスに(たぶん性的快楽を得ようとして)腰を押しつけているジェイコブを見て、バッジャーはフォックスを起こして自分のほうのベッドに寝かせます。
フォックスは「……おれがこんなナリをしてるのは…こうしてると、少しは触られずに済むから」と静かに告白します。

バッジャーがふと目を醒ますと、ジェイコブがベッドの横に立っています。びっくりして飛び起きると、もう夜が明けてきています。ジェイコブを捨てに行くなら、いますぐ出かけないと!と行動を開始するふたり。ジェイコブに黒ずきんをかぶせ、モーテルの外に連れ出します。
「家の近くまで連れていって、そこで下ろしてやればいい。ただそこらへんに捨てるなんて出来ないよ!」というフォックスと、「なに甘いこと言ってんの、危険なんだし、どっかに捨てるに決まってんでしょ!」というバッジャー。「どうしてみんなそういうことするの、どうして誰かに対してこんなことできるの、みんなどっかおかしいんじゃないの?!ほんとにわかんないよ!」と叫び返すフォックスに、バッジャーがキスをします。
そこに、エンジン音が!ふたりが言い合っている間に、拘束を解いたらしいジェイコブが車を急発進してきます。しかし、急停車してふたりに話しかけてきたのは、ジェイコブだと思われていたエズラでした。

「おれがきみらの立場なら、ジャングルに走って逃げ帰るね。……さあ、走れ」

フォックスが茫然としているバッジャーの手をとって駆けだしたところで、番組が終わります。

注1:ミセス・ダロウェイは、実際には「No one…no one locks a door on one of my girls」と言っています。ストリップクラブやその手の遊び場だと、別料金を払えば、女の子を小部屋に連れていってプライベートなサービスをしてもらうことができたりするわけですが、どうやらエズラはバンビ嬢を無理矢理どこかに連れ込んで「鍵を閉めた」、つまりは誰も助けに来られない状況にして暴行におよんだ、ということかと思われます。しかも入院してしまっているところから見て、連れ込む過程か連れ込んでからかは不明ですが、かなり暴力的な行為が行われたんでしょうね…。

注2:ドラマの中盤ぐらいで、バッジャーが鏡を見ながら「私を見て、エズラ」とセクシーなポーズをとっていた場面があるので、もしかするとバッジャーはエズラのことが好きなのかもしれませんね。

*******************************

以上です〜。
お話そのものは、短編であることもあって、そんなに複雑だったり奥行きがあったりするものではないんですが(すみません…!(><))ウィショくんが!ウィショくんの、あーんな姿や、こーんな姿が拝める!!とにかく可愛い、いたいけで痛々しいけれどとにかく可愛い!!(><)というのが堪能できる短編でした♡ あと、ジェイコブのときの無垢な可愛さと痛々しさ、そしてエズラのときの鋭さ、というさすがウィショさんな演じわけが楽しめるという意味でもお得な作品だと思いましたです。

エズラとジェイコブが、本当に双子なのか、同一人物なのか、という点について、解釈はいろいろできるとは思うんですが、父親のアダムズ氏が叫んでいた内容からして、本当に双子なんだろうなと私は思いましたです〜。
エズラがなんでジェイコブの振りをしていたのか……というところについては謎が多いというかw 報復を避けるためにジェイコブの振りをしていたのだとしても、ジェイコブの存在自体が世間では不確か(噂レベルでしかない)以上、あまり効果があるようにも思えないですよね……。んじゃ、むしろ本物のジェイコブが間違って攫われてしまうのを防ぐためにジェイコブの振りをしていたのかな……?とか思ってみたんですが、これはこれで微妙ですし、正直わかりませんw
ただ、エズラがやけにジェイコブの真似が上手くて慣れているところからして、これが初めてではないような気がするんです〜。となると、幼少の頃から入れ替わって遊んでたりしたのかな、とかの萌え妄想もアリですし!実は双子なんかじゃなく、エズラしかいなくて「父親やファミリーも巻き込んでの壮大な『エズラとジェイコブという双子がいる』という大嘘」なのかもしれないなあ、とも思ってみたり……むむむのむ。

ところで。『エズラ』も『ジェイコブ』もきわめてユダヤ的な名前で、英語圏の人間であれば、意識せずとも「ああ、ユダヤ系ね」とすぐに思います。ただ、それがこの物語のなかでどんな意味があるのかはぜんぜんわかりません……(^^;) 強いていえば、旧約聖書に「エサウとヤコブ」という双子が出てきますが(ジェイコブはヤコブの英語読み。でもエサウとエズラは関係ないですもんね。ちなみに、エズラはバビロンに流刑されて後にユダヤ教徒を律法でまとめたと言われている祭司の名前)物語の内容には関係なさそうだし……うーん、真相が知りたいです……!!
そして。バッジャー(アナグマ)には badger game で「美人局」という意味があり、フォックス(きつね)にも「ずる賢い、セクシー、ひとを騙す」と言ったような意味があるので、誘拐した側のふたりの名前(源氏名だとは思いますがw)としてぴったりなのかもしれません。フォックスは心優しい、いい子でしたけど……!

ウイショくんは、一人二役できる(しかも正反対の性格をしている双子)というのがおもしろそうでこの役を引き受けたのかな、と思いました。とにかく深く考えずにウィショくんを愛でる!そのためのドラマです!!!(なんだか失礼な締めで申しわけなく……)

(Visited 229 times, 2 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。