映画『スカイフォール』を見てQちゃんにハマり、そこからベン・ウィショーが気になり始め、あっという間にウィショくん沼に落ちていったわけですがw その主演作品『The Hour』を見たので(といってもまだS1までしか見れてないんですが)その感想などを書いてみたいと思います〜。
1950年代、冷戦時代のBBCにおける舞台裏もので、The Hourというニュース番組を舞台にしたドラマです。ベンくん演じるジャーナリストのフレディ・ライオンのほか、上記ポスターの女性(ベル・ローリー、番組のプロデューサーでフレディとは昔からの親友)、もうひとりの男性(ヘクター・マデン、番組のアンカーマンでフレディとは色んな意味でライバル)の三人を中心にストーリーが展開していきます。
当時の世相や政治的な問題を背景に、とある殺人事件がもたらしたストーリー全体にまたがる謎、そして上記の三人を中心とした人間模様が描かれるんですが、これが本当によく出来ているんです!!まず謎部分が本当におもしろくてスリリングで、最後まで引き込まれます。ハラハラどきどきするし、好奇心をすごく刺激されるというか、見ていてまったく飽きることがなかったです。それにイギリスならではの階級制度の問題や、女性の社会進出などについてもストーリーに上手いこと絡めて描かれていておもしろかったです〜。脚本がほんとよく出来てます。
ていうか!こんな冷静ぶって書いてますがw ベンくん演じるフレディが!!それはもう、素晴らしく萌えるというか!!相反するいろんな要素を抱え込んだ、とてつもなく愛しい萌えキャラでした……!!(><) 権力に屈しない硬派なジャーナリストなのに乙女、というありえない人物像なのにw飄々とした、しかもひしひしとリアルに胸にせまる人物として見せてくれるあたり、ウィショくんさすがの演技力だとしか言いようがないです…!!
頭が切れ、言葉のもつ力をよく理解していて、ジャーナリスト魂にあふれた硬派な青年であるぶん、不器用であちこちとぶつかってしまう。そして権力に立ち向かっていく強さと信念をもっているのに(もしくはだからこそ)危なっかしくて、どうにもこうにも守ってあげたくなってしまう弟キャラなんですよう!!(><) いろいろ腹立たしい思いをさせられながらも、つい姉のようにフレディをかばってしまうベルの気持ちがよくわかりますw これはもう、そもそものフレディの設定というより、ベンくんが演じているからこその味だと思われますw いやもう、本当に可愛いし愛しいんですよ、フレディ!!(><)
ウィショくんの出演作のうち、これはドラマだから1回につき1時間未満で見れるもんね、と気軽に見れるからという理由でここからスタートしたのに、すでにずっぽりハマってしまいました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
で……ここから先はちょっとネタバレになってしまうので、いちおう<もっと読む>に入れておきますね。
はてさて。女性ひとりに男性ふたりなので、当然のようにベルをめぐる恋愛模様もあるわけですが、ここで対立するのがフレディと前述のアンカーマン、ヘクターなんですね。フレディは庶民の出で(なので、Qのポッシュな発音とはまったく違うしゃべり方をしています)本人いわく『二流大学をようやく出て、必死で生活しながら』やってきたんですが、ヘクターはいわゆる上流階級出身でオックスブリッジを出ており、さらに大金持ちのお嬢さんと結婚しています。フレディから見ると、もうなーんにも苦労知らずのボンボン、しかも男らしいハンサムなルックスとコネだけでやってきた無能なやつ(実際、彼は政治経済についての知識はあまりなく、最初のころはThe Hourの出演ゲストにまともな質問もできないほどでした)という認識なわけですw
ヘクターはヘクターで、フレディのジャーナリストとしての優秀さは認めているものの、ベルが結局のところフレディを深く気に掛けていることがおもしろくありません。
なので、ことあるごとにこのふたりはぶつかるんですけれども。そんなヘクターですら、フレディに対して『守ってやりたい』と思ってしまうらしくw ヘクターの奥さんの実家でのパーティにフレディとベルが招かれた際、タキシードを着るような席なのにふつうの(超普段着なw)ジャケットを着ているフレディに、自分のタキシードを貸してあげるんですよぅ!!
体型がぜんぜん違うので萌え袖になるフレディです♡ 「昔、おれがもっと痩せてたころのものだが…」って言いながら貸してくれるヘクターだけど、それでもフレディには全然だぶだぶっていうところが可愛いです〜! ていうか、金持ち嫌いの反骨精神な硬派のわりに、わりとされるがままに服を貸してもらったりしつつwこんな上目遣いでヘクターを見ているフレディ……小悪魔……!!(><)
萌えそで〜♡不器用な手つきで直しているところがまた、どうにもこうにも可愛いんです!!ヘクターもそんな感じで見てて、いつ見かねてカフスとか蝶ネクタイとか直してあげたりするのかと、どきどきしながら見てしまいました(もちろんそんなことはないんですが。ちっ。笑)
ちなみにこれは1.03でのことなんですが、この回は本当に神回で、ウィショくん名物『バスタブで柔肌をさらすよ☆』も拝むことができちゃいます……!!
この華奢なのにまるみのある肩、そして色白でなめらかなお肌とか、そこにかすかに残る泡とかに目を奪われてしまいます!!肩先がほんのり赤く色づいているように見えるのもたまりません…!!(><) 愛用の腕時計がバスタブのとこに置いてあるのが見えますが、防水なのかな…大丈夫かな…と気になってしまいましたw
↑これはタキシード貸してもらう前のとこなんですが、ベルと楽しくおしゃべりしていたのに、ヘクターが部屋に入ってきたときの作り笑いフレディくん。可愛いんじゃああああ!!
んでもって、この後。ヘクターがいなくなった瞬間、イーッ!!って言う小学生男子かあんた!という顔をして、ぼふっ☆とうつぶせにベッドに倒れ込んで脚をばたつかせる、というどこの乙女なの?!というしぐさを平然とやってのけるフレディがもう……!!ベルも隣であきれ気味に見ていますww
ほかにも、この回はモリアーティ役で有名なアンディ・スコットさんが出てまして。当時の有名俳優さんということでやはりパーティに招かれている彼が、フレディのくちびるに見蕩れた後、むにむにっとするところがあるんですよーー!(><)やっぱりあのそこだけいつも熟れた果実のように赤くてぽってりとしたくちびるはエロくて気になりますよね、アンスコさん!!
あと個人的に可愛くてたまらん気持ちになったのは、1.05でのことなんですが、見張りがつけられているフレディを匿って連れだそうとするときのことですな!ヘクターが、フレディにスカーフを巻いて女装させるんですけれども(笑)フレディ、されるがまま〜☆なんですもんw
こうして腕を組んでBBCから出てくるふたり。この後、ヘクターはちゃんと助手席のドアを開けてフレディを先に乗せてあげてから、運転席にまわってます♡ 見張りの目をあざむくためとはいえ、完全にレディ扱いですw
車内にて。スカーフが気になるので脱ぎたいフレディと、まだ見張りから見える位置にいるからそのままにしとけとか指示してるヘクター。ちゃんとフレディの心配したり、守ってあげようとしたりしてるあたり、ヘクターそんなに悪いやつじゃないっていうかフレディくん魔性……!!(><)
ライバル同士であるヘクターとフレディの間に、こうしてだんだんと芽生えていく屈折した友情もイイ感じで、筋とは関係ないところで楽しかったです♡(*´∀`*)
あと関係ない感想としては「みんな煙草吸いすぎ」そして「職場で酒飲みすぎ」ってことでしょうかw時代背景的にそうだったからドラマのなかでもそうなってるんでしょうけれども、この時代に社会人だったら私煙くて死んでるな、と思いましたw(まあ、その時代に生きていたら慣れているから大丈夫なんでしょうけれども)。出演者がみなさまイギリス人で、ふだんから煙草を吸う習慣があるひとが多そう(ウィショくんも喫煙者ですもんね)なのでいいようなものの、ヘルスコンシャスなカリフォルニアあたり出身の俳優さんがいたら大変だっただろうな、と余計なことを考えてしまいましたw
そんなことはさておきw なんといってもウィショくんを始めとする俳優陣の演技が素晴らしく、よく出来ている脚本とあいまって本当にいいドラマだと思いましたです!ひさしぶりに入れ込んで熱中しました。これがなんでS2で打ち切られてしまったのか……ほんとにもったいない……!!いろんな賞にもノミネートされたり受賞したりしていたのに。
一説によると、私がまだ見てないS2で番組の方向性が少し変わってしまって(恋愛模様が中心となってしまうんだとか)視聴者が離れてしまったらしいんですが……うーん、そのあたりについては、実際に見てみてからまた感想をつけたしたいと思います〜。
日本のアマゾンでも買えますので、よろしければぜひ!!本当におもしろかったし、お勧めです!!
実はこれがスカイフォール以外で初めて見たウィショくんの作品なんですが、ファンのみなさまによると、フレディはウィショくんの役柄ではかなりめずらしいタイプだそうなので(だいたい、いつももっと悲劇的で浮き世離れした感じらしいw)そういう意味でも今後ほかの作品を見るのが楽しみです〜♡