131223-0016-620x364

数日中には…なんて前回のエントリで言ってましたが、なんか勢いあまってざくざく書いてしまいました〜♡ それもこれも、温かなコメントをいくつかいただけて、思わず張りきりまくってしまったからです!ふおおおおお!ありがとうございます、本当に嬉しかったです!

最初の予定ではS1全体を一気にざっくり解説しようと思っていたんですが、筋がけっこう入り組んでいることもあり、思いのほか長くなったのでwエピごとに分割することにしました〜。可愛いフレディくんへの萌え心を抑え気味にして(じゃないといつまで経っても先に進まないというw)なるべく冷静かつ簡潔に☆を合い言葉にしてみましたです。

そしてそして。試しにというか、萌えのあまり、このエピソードの字幕翻訳もちょっとやってみているので(エピガイを書いてみて思ったんですが、やっぱりなるべくならナマの科白で楽しめるに越したことはないですもんね♡)、出来上がったらまたアップしますね。

* 以下、超ネタばれありのエピガイです。ご注意くださいね。

The Hour 1.01

1956年、冷戦時代のBBCを舞台にしたドラマです。
当時はまだ「ニュースリール」というニュース映画(ニュースを伝えるドキュメンタリー映画のようなもの。あらかじめ撮ってから流すので即時性はあんまりないです)が一般的で、テレビでは生放送のニュース番組はまれでした。

フレディ・ライオンはそうしたニュース映画のレポーター兼プロデューサーとしてBBCで働いていましたが、取りあげられる内容が社交界のゴシップやスポーツの試合結果ばかりなことにうんざりしていて、もっと社会に役立つニュースや世界情勢などをリアルタイムで伝えたいと思っています。
そうした折、BBCのお偉いさん(ニュース局長)であるクラランス・フェンドリーが、まさにそういう時事ニュースを生放送する新番組のためにスタッフを招集していると知ったフレディは、プロデューサーとしてその番組に採用してもらうべくインタビューを受けようと考えています(S1.01の冒頭、フレディが鏡に向かってプレゼンの練習をしているのはそのためなんですね)。

一方、フレディの預かり知らないところで、フレディの親友である同僚のベル・ローリーは、クラランスからその新番組のプロデューサーに抜擢されます。ですが、クラランスとベルはこの新番組の海外ニュース担当者としてフレディではなく、以前は海外特派員(戦争記者&戦場カメラマン)だったもうひとりの同僚、リックス・ストームを選びます。
ベルはもちろんフレディを高く評価しているし、親友であり頼りにしているフレディには新番組に加わって欲しいのですが、空いているポストはもう国内ニュース担当しかありません。フレディがプロデューサーもしくはアンカーマン、百歩ゆずって海外ニュース担当希望であることを知っているベルは、そんな事情もあって、自分がプロデューサーに抜擢されたことをなかなか言い出せずにいます。おまけに、フレディは「ぼくがプロデューサーとして採用されたら、きみも連れて行ってあげるよ」などと完全に上から目線でいるのでw余計に言い出せないわけです。

しかしそうこうしているうちに時間が経ってしまい、このままでは『フレディはプロデューサーとして採用されるためだと思っているけれど、本当は国内ニュース担当者を採用するためのインタビュー』をフレディがなにも知らないまま受けてしまう、というギリギリの段階になって、ベルはようやく自分がプロデューサーに抜擢されたことを告げます。
驚くフレディですが、じゃあぼくは番組の顔であるアンカーマンになると言い出して、国内ニュースもできることをアピールしたほうがいいというベルの提案を聞き流してしまいます。フレディのなかで、国内ニュース=社交界のゴシップやローカルニュースなどの重要じゃないことばかり扱う「格下」のもの、というイメージなんですね。
そうして本当の主旨を知らされないままインタビューに挑んだフレディは、彼らしい政治的にとんがった意見を述べた上に、自分がカメラの前にたつアンカーマンを希望していることを言ってしまったため、不採用になってしまいます(というか、国内ニュース担当だったら採用してもいいとオファーされたけれど、フレディがそれを断った、という感じです。後に、影でベルがクラランスにとりなしたことで、フレディはいったん自分から断ったにも関わらず、The Hourの国内ニュース担当として働けることになりますが)。

しかも、クラランスが番組の顔となるアンカーマンに上流階級出身のヘクター・マデンを選んだことも、庶民出身のフレディはおもしろくありません。フレディは、庶民が生活していくのにどれほど苦労しているかをよく知っているので、上流階級のように(実力もないのに)既得権を持っている人々を嫌っているんですね。
だから、上流階級出身であるにも関わらず自分の力で人生を切り拓いていこうとするベルに好意を抱いていて、きみはああいう連中のようにならないでくれ、と言ったりもするんですが。このときばかりは腹が立っているのか「クラランスはご機嫌とりできみを採用しただけだ。きみにプロデューサーなんか務まるもんか」とかなり酷い言葉をぶつけるんですけれども、互いにそうやって言い合うことに慣れているのか、ベルは傷ついた顔はするものの、そこまで怒った様子は見せません。

そうしたわけで、せっかくベルが取りなしてくれたにも関わらず(フレディはそのことを知っているかどうか不明ですが、たぶん気づいているんじゃないかと思います)フレディはそのオファーを断ってしまうんですが、ニュース映画番組のほうの上司ジョージ・ヘミングスと(またしても)ケンカして「きみはクビだ!」「喜んでやめてやるさ!」という感じでクビになってしまうので、しぶしぶ…といった体でベルに頭を下げて(といっても、つきあいの長いふたりなので、そこはあうんの呼吸というか、ものすごくちゃんと謝ってみせるわけでもないフレディの気持ちをベルが汲んであげる感じですがw)雇ってもらい、The Hourのスタッフになるわけです。

さて。話がだいぶ前後しますが、まだクビになる前のこと。
ニュース映画番組の記者であるフレディが、デビュタント(社交界のお嬢さま)の婚約お披露目パーティという、フレディの基準ではくだらないものの取材に駆り出されてきてみると、それが第一次世界大戦の際、フレディがまだ少年だった頃に疎開先としてお世話になっていたエルムズ卿のお嬢さん、ルース・エルムズだったことから物語が動き始めます。
貴族院のメンバーであるエルムズ卿は使用人も大勢いるような貴族で、昔はフレディのお母さんも秘書としてそこで働いていました。その縁もあって、フレディは戦争中そこに疎開させてもらっていたわけですが、フレディとルースは当時こども同士でなかよくなり、お互いに淡い恋心を抱いたりもしたようです。ですが、戦後にフレディをそのまま預かることを良しとしなかったエルムズ卿夫人の意向でフレディはロンドンの実の家に戻っているので、それ以来なんとなく連絡が途絶えており、フレディはルースがその後どうしているのかまったく知りませんでした。

んでもって。婚約パーティでのルースがまったく幸せそうではなかったことが心に引っかかっていたフレディのもとに、ある日ルースが訪ねてきます。そして、ただの強盗殺人として片付けられていた「ピーター・ダレル」という大学教授の殺人事件を調べて欲しい、あなたとこうして話していることが「彼ら」にバレたら私も殺されるわ、となにかに脅えている様子でお願いするんですね。こども時代の友達から頼まれたことでもあるしとフレディが仕事の合間を縫って調べ始めたところ、どうもこれはただの強盗なんかじゃないぞ、というキナ臭い事件の匂いがしてきます。
(ちなみに。ピーター・ダレル教授が何者かに追われ、刺し殺されるシーンがこれより前に出てくるので、フレディはこの時点ではまだ知らないんですが、視聴者はピーターが殺されたのがただの物盗りの仕業ではないことを知っています)。
くだらない社交界のゴシップなどではなく、世界情勢やこうした殺人事件についてもっと報道するべきだ、とニュース映画番組の上司であるジョージと言いあいになったあげくクビになったフレディは、前述のような経緯により、The Hourの国内ニュース担当者として働くことになります。

さて。新番組のスタートを祝い、撮影が行われるライム・グローブ・スタジオでパーティが行われるんですが、そこでベルは一緒に飲みに行ったりしてちょっといい感じになっていたヘクターが、実は結婚していたことを知ります。一方、ふとしたひらめきでルース事件の手がかりを得たフレディが、パーティを抜け出してルースが泊まっているホテルを訪れてみると、彼女は自殺に見せかけて殺されていました…!

(以下、1.02に続く)

ざくざくっと解説してみましたが、いかがでしたでしょうか??
最初のエピソードということで、ドラマ全体の前提を説明するためにいろいろ慌ただしい感じなんですけれどもw そのぶんスピーディに話が展開していきますし、ぐいぐい引き込まれますよね。主な登場人物の立場や性格、関係性を描きつつ、メインとなる「フレディがもとの番組をクビになってThe Hourに加わった経緯」「ルース事件の謎」が絡みあって同時進行していくので、最初は誰が誰やら混乱すると思うんですけれどもw ここを乗りきればあとは大丈夫ですんで!!とりあえず、フレディがもともといた番組の上司(ジョージ)と、新番組The Hourのほうの上司(クラランス)をごっちゃにしないようにすれば、だいぶわかりやすくなるかと思います♡

ついでなので、恋愛部分について今後のことも含めてざっくり説明してしまいますね。
ヘクターは大金持ちの実業家のお嬢さん、マーニーと結婚しているのですが、もともと浮気性であることもあり、着飾ることとゴシップぐらいにしか興味がなくお人形のような妻(当時としてはそれが正しくてあたりまえなんですけれども)に飽きていて、勝気で知性あふれるベルに惹かれていきます。ちなみに、マーニーのお父さんはBBCのお偉いさんであるダグラス(フレディを面接したひとですねw)と長年の友人で、だからヘクターはアンカーマンになれたという経緯があり、また両家の体面というか社会的なこともあるので、どれほど妻に飽きていても離婚するなんてことはありえません。

ベルはベルで、男性に依存してしか生きられない母のようにはなるまいと決め、上流階級出身でありながらも自立した女性でありたいと願い、そのための努力も惜しまないんですが、どういうわけかいつも結婚した男性との不倫に走ってしまいます(ヘクターの前につきあっていた男性もそうで、フレディは相手の男に軽く嫉妬しながらも心配して見守っていました)。フレディのことも憎からず思ってはいるんですけれども、同僚としてその能力を尊敬&心から信頼している親友、という意識のほうが強そうです。あと「手のかかる弟」という感じですね、見ているとw

フレディは、何年も前からベルに恋愛感情を抱いていて、実際そういうことも言ったりするんですが、やはり心から信頼している親友という意識がすごく強くあるためか、いまひとつ踏み切れずにいる感じです。またフレディは恋愛に一直線というタイプではなく、仕事に夢中でもあるので(BBC上層部などに自分の実力を認めさせたい、無能なくせに権力だけ持っているやつらに負けたくない、というのもあるんでしょうね)なかなか進展しません。

フレディとベルは、なんだか姉弟のような雰囲気が漂うので個人的にはどうも恋愛関係が想像しにくいんですが、ものすごくお互いを必要としているのはよくわかります。本当にソウルメイトというか、親友であり戦友であり、家族のようでもあり…という感じで、たぶん下手な恋人同士よりよほど深くつながっている感じがしますです〜。

おもしろいのがフレディとヘクターで、仕事でも恋愛でもライバルだし、育ちも性格もなにもかも違う水と油のようなふたりでありながら、一緒に仕事をしたり事件の謎ときをしていくうちに奇妙な友情を育むようになるんですね。そのあたりもなかなかの見所だと思います〜。ウィショくんが演じている関係で私はどうしてもフレディに肩入れして見てしまうんですけれどもw 客観的に見ると、フレディにちくちく嫌味を言われたりしながらも鷹揚にそれを受け流すことが多いヘクターのほうが人間できてるなあ、と思いますw

フレディは、なんだかいろいろ不完全で、とんがっていて、ひとを傷つけることも傷つけられることも多いんですが、繊細で純情でまっすぐで危なっかしいところがどうにも放っておけないタイプとでもいうのでしょうかw ベルはもちろん、クラランスもヘクターも、結局のところフレディにかまって守ってあげてしまうのがよくわかる気がします…フレディ魔性…!!(><)

そうそう。作中には『もとのニュース映画番組を放送しているスタジオ』と、『The Hourのスタジオ』が出てくるのでちょっとややこしいのですが、いずれもBBCのスタジオです〜。前者はアレクサンドラ・パレス、後者はライム・グローブ・スタジオにあるという設定です。

* アレクサンドラ・パレス☞ ロンドンの北側に位置する展示場兼宮殿で、1930年代からしばらくの間、BBCの試験テレビ局が設置されていたそうです。

* ライム・グローブ・スタジオ☞ かつてロンドン西部のシェパーズブッシュにあった映画用の撮影スタジオで、1949年〜91年までBBCが使っていたそうです。

(Visited 97 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。